Tag Archive for 定期演奏会

ニコラス・コロン(指揮) 東京都交響楽団

新世代指揮者の才気が光る古典と新古典  シャープでスマートな指揮姿と、若きサイモン・ラトルを連想させるヘアスタイル、オペラを含む古典から現代までの幅広いレパートリー、同じ年(1983年生まれ)のロビン・ティチアーティと共に創設したオーロラ管弦楽団(室内オケ)での活躍、そして2018シーズンからはハーグ・レジデンティ管弦…

大植英次(指揮) 東京佼成ウインドオーケストラ

“頂き”を目指す注目のコラボ  あの大植英次が東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の定期演奏会に登場する! 大植は、ミネソタ管、ハノーファー北ドイツ放送フィル、バルセロナ響等のシェフを歴任し、朝比奈隆後の大阪フィルの音楽監督としても成果をあげた名匠。最近は「中学・高校吹奏楽部 公開レッスン&コンサート」も行っている…

大野和士(指揮) 東京都交響楽団

喜劇と悲劇が交錯する近代音楽の深淵  大野和士率いる都響が10月定期で披露したシュレーカーとツェムリンスキーの作品を聴いて、同コンビのプログラミングの妙と、大野が清新な抒情美や色香を都響に付与しているのを実感した。同様の感触を期待できるのが2019年1月定期のAシリーズ。特にマーラーの「少年の不思議な角笛」(5曲)は要…

ロレンツォ・ヴィオッティ(指揮) 東京交響楽団

世界が注目する俊才のタクトで聴く圧巻の“ヴェルレク”  今年度、東京交響楽団の定期演奏会が、なかなか熱い。特にこの秋は、スダーンの緻密にして自然体で美しいベートーヴェン、エッティンガーの超個性的なベルリオーズの熱狂的快(怪)演、大いに聴衆の感動と興奮を誘ったノットの雄大なラフマニノフ。タイプの違う名演を連続している。 …

尾高忠明(指揮)

これまでの私と違った音を聴いてほしい  2018年4月から大阪フィルの音楽監督に就任した尾高忠明。手応えは予想以上だという。 「ちょっと上出来すぎるかなと思うくらい。4月に、ブルックナーの交響曲第8番でスタートを切った(ライヴCDがリリースされた)のですが、皆さんよく弾いてくださって、3回目を終えたベートーヴェン・チク…

アラン・ギルバート(指揮) 東京都交響楽団

捻りを効かせたスペイン・プログラムの妙味  今年4月より東京都交響楽団の首席客演指揮者を務めるアラン・ギルバートが、この12月、都響の定期演奏会に帰ってくる。今回組まれたのは、スペインをテーマにしたプログラム。リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」、ビゼーの「カルメン」組曲抜粋、リムスキー=コルサコフのスペ…

ローレンス・フォスター(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

巨匠の滋味溢れるサウンドと新鋭のフレッシュなピアニズム  すごく個性的というわけではないけれど、いつも音楽がしっかりと拵えてあって、聴衆の期待を裏切らない職人的なアーティストは、年を重ねるほどにいっそう味わいを増すものだ。ローレンス・フォスターはまさにこうしたタイプだろう。指揮者デビューは18歳。そこから数多くのオケや…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

ブラームス円熟期の傑作と甘く切ないラフマニノフの魅力を存分に  音楽監督ジョナサン・ノットとの5シーズン目も順調な東京交響楽団。すでに2020年3月までの次のシーズンのプログラムも発表され、ますます好調、快進撃を続けている。ノットが登場する11月定期公演は、ブラームス「ピアノ協奏曲第2番」とラフマニノフ「交響曲第2番」…

小泉和裕(指揮) 東京都交響楽団

名匠と俊英が醸し出すブラームスの深き味わい  落ち葉に秋の深まりを感じる11月、東京都交響楽団が終身名誉指揮者である小泉和裕とともにオール・ブラームス・プログラムを披露する。曲はヴァイオリン協奏曲と交響曲第4番。ブラームスならではのロマンあふれる重厚な音楽に浸ることができる二大傑作が並んだ。  ヴァイオリン協奏曲でソロ…

シルヴァン・カンブルラン(指揮)

コンビ9年の緻密かつ清新な集大成  精緻な彫琢で読響に新時代をもたらしたカンブルランは、常任指揮者として最後のシーズンに臨んでいる。4月には、マーラーの交響曲第9番などで、集大成に相応しい名演を展開。次なる9月の3プログラムへの期待はいやがうえにも膨らむ。  まず定期演奏会は、ペンデレツキ、シマノフスキ、ハース、ラヴェ…