東京シティ・フィルが2020年度定期演奏会プログラム発表

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が、2020年度定期演奏会のプログラム速報を発表した。
全9回を予定している定期演奏会は、常任指揮者6年目を迎える高関健によるR.シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」とブラームスのピアノ協奏曲第2番(独奏:デジュー・ラーンキ)でシーズン開幕(2020.4/11)。高関はこのほか、フランクの交響曲や同じくベルギー出身のジョンゲンによる「協奏的交響曲」などを組み合わせたプログラム(9/26)、ベルク「《ヴォツェック》からの3つの断章」(独唱:半田美和子)ほか(11/13)、ヴェルディ「レクイエム」(21.3/26)の全4公演を振る。

首席客演指揮者2シーズン目の藤岡幸夫は、ヴォーン=ウィリアムズの交響曲第2番「ロンドン交響曲」&ディーリアス「2つの水彩画」(20.6/26)、ホルスト「惑星」&ウォルトン「『スピットファイア』より前奏曲とフーガ」(21.2/13)と、前シーズンに続き得意のイギリス音楽を軸としたプログラムを予定している。また、桂冠名誉指揮者の飯守泰次郎が、チャイコフスキーの交響曲第5番を振る(21.1/29)ほか、客演陣では、秋山和慶がストラヴィンスキー(20.5/1)、沼尻竜典がラフマニノフ(10/16)を披露する。

全4回のティアラこうとう定期は、高関によるチャイコフスキー&コープランド(5/30)のほか、広上淳一のオール・ドヴォルザーク・プロも(21.3/6)。また、札響指揮者を務める松本宗利音(しゅうりひと)とブザンソン国際指揮者コンクール優勝の沖澤のどかの若手二人が登場するのも注目だ。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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