Tag Archive for ピアノ・リサイタル

小林海都 ピアノ・リサイタル

多彩な選曲で魅せる瑞々しい感性  ピアニストの小林海都は第12回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール カテゴリーBにて歴代最年少第1位およびハイドン賞を受賞し、第11回東京音楽コンクールピアノ部門でも第2位を獲得するなど、国内外の数多くのコンクールで優勝や上位入賞を重ねている。エリーザベト王妃音楽院(ベルギー)にてマ…

【CD】小畠伊津子 ピアノ・リサイタル

 多彩な曲目を収めた小畠伊津子のアルバムは、音楽的に極めて雄弁でありながら、押し付けがましさのない卓越したピアノ表現に満ちた一枚。ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」では、非常に音の伸びのよい楽器を自在に操り、ファリャの「アンダルシア幻想曲」では陽性にして妖艶な音楽を展開。さりげなく挿し挟んだスヴェーリンクは、一服…

阪田知樹(ピアノ)

若きヴィルトゥオーゾが挑むオール・リストと“3台ピアノ”!  阪田知樹は2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクールでアジア人男性初の優勝者に輝き、世界の注目を集める新世代のヴィルトゥオーゾだ。「11度(ドからオクターブ上のファまで)の和音」が弾ける大きな手に恵まれた阪田が、得意のリスト作品によるリサイタルを2月に行…

ホアキン・アチュカロ ピアノ・リサイタル

巨匠がいざなう味わいに満ちたアンダルシアへの旅  今の世界で求められているのは、彼の指が生み出す音色かもしれない。新たな年には87歳を迎えるスペインの巨匠ピアニスト、ホアキン・アチュカロが繊細に織り上げてゆく、音のショール。たおやかな手触りと静かな情熱を伴って、私たちの心を優しく包み込み、温めてくれるだろう。  バスク…

福間洸太朗(ピアノ)

旬のピアニストが原点に立返り名曲で紡ぐ“二都物語”  趣向を凝らした演目で、聴き手に新たなる発見を届けてくれる福間洸太朗。2019年春、ウィーンとパリをテーマに、サントリーホール大ホールでリサイタルを行う。 「14歳で初めて海外に行き、ウィーンを訪れました。街が大好きな音楽で溢れていることに幸せを感じ、音楽の道への想い…

青柳 晋(ピアノ)

ベートーヴェン最後の2曲に勇気を持って臨みます  青柳晋の自主企画リサイタルシリーズ「リストのいる部屋」は、今年で13回目となる。今回から会場をHakuju Hallに移し、2018年はベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番と、リストの「巡礼の年 第2年『イタリア』」を、来年はソナタ第32番と、「巡礼の年 第1年『スイ…

ゲルハルト・オピッツ ピアノ・リサイタル シューマン × ブラームス連続演奏会 第4回

ベートーヴェンからの流れを総括するシリーズ最終回  2015年にスタートしたゲルハルト・オピッツの「シューマン×ブラームス連続演奏会」が、最終回となる第4回を迎える。  1953年バイエルンに生まれ、ケンプの薫陶をうけたオピッツは、これまでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を行うなど、ドイツ音楽の真髄を追求してき…

オリ・ムストネン ピアノ・リサイタル 〜プロコフィエフの神髄を聴く〜

鬼才ピアニストが向けるプロコフィエフへの眼差し  指揮者、作曲家、演奏家というように音楽家の役割がはっきりと分業化し、加速したのは近代にいたってからのこと。かつては創作から実演までの一切を引き受ける音楽家像は特別なものではなかったが、近現代以降の複雑な音楽作品や、多面的で大規模なコンサート・シーンにおいては、現実的に容…

エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)

ショパンはいかに自由に弾くかが難しいのです  エリソ・ヴィルサラーゼと日本の音楽好きとの絆は、ここ数年のうちにもますます深まっている。この夏には小林研一郎指揮読響とベートーヴェン「ハ長調協奏曲 op.15」を共演、揺るぎない存在感をもって豊かな内実を示し、霧島国際音楽祭でも指導と演奏を行った。  10月に故郷トビリシで…

エフゲニー・キーシン(ピアノ)

コンチェルトとソロで至高の芸術性を披露  11月にエフゲニー・キーシンが4年ぶりとなる来日を果たし、マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団との豪華な共演に加え、東京で2回のソロ・リサイタルを開く。  バイエルン放送響との演目はリストの華麗かつ甘美なピアノ協奏曲第1番。今季彼はこの協奏曲にフォーカスを当てているが、…