小林海都 ピアノ・リサイタル

多彩な選曲で魅せる瑞々しい感性

 ピアニストの小林海都は第12回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール カテゴリーBにて歴代最年少第1位およびハイドン賞を受賞し、第11回東京音楽コンクールピアノ部門でも第2位を獲得するなど、国内外の数多くのコンクールで優勝や上位入賞を重ねている。エリーザベト王妃音楽院(ベルギー)にてマリア・ジョアン・ピリスに師事し、現在もピリスが力を注ぐ若手育成のための「パルティトゥーラ・プロジェクト」の重要なメンバーの一人として世界を飛び回る小林は現在、バーゼル音楽院で更なる研鑽を積んでいる。
 伸び盛りの輝きに溢れた実力を今回はすみだトリフォニーホールで披露してくれるが、そのプログラムはハイドンにスクリャービン、ストラヴィンスキーにシューベルトと非常に幅広い。軽やかさ、幅広いダイナミクス、豊かな歌心、音色の多彩さなど様々な要素が求められるプログラムを“国際派”の俊英がどのように魅せてくれるか、大きな期待と共に味わいたい。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2019年2月号より)

2019.2/7(木)19:00 すみだトリフォニーホール(小)
問:トリフォニーホールチケットセンター03-5608-1212 
https://www.triphony.com/

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