Tag Archive for ジョナサン・ノット

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

新たに姿を現すブルックナーと矢代秋雄の名作2編  ブルックナーの交響曲は巨大なので、アンサンブル力だけではなく、集中力、持続力、体力が揃わないと心底満足いく演奏にはならない。これはどんなオケにとっても高いハードルだが、日本のオケの場合には体躯の大きい欧米人に比べパワーで見劣りするとか、無理を押してサウンドが固くなるとか…

【SACD】R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」、「死と浄化(変容)」/ノット&東響

 一味違った味わいの名演と言うべきノット&東響のR.シュトラウス。この指揮者の手にかかると聴き慣れた有名曲ですら秘められていた「本質的な相貌」を顕にすることが多いが、「英雄の生涯」は冒頭から力みのないしなやかな響きを常に意識、和声感を重んじているようだ。と同時に多層的な各声部の明晰な抽出の手腕も見事なもので、全体と細部…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020

リアル・コンサート+ライヴ配信のハイブリッド 新しい“音楽の祭典”が実現  コロナ禍で川崎恒例の“夏の音楽祭”はどうなるのか。多くの聴き手がその動向や決定を心待ちにしたことだろう。毎夏、首都圏のオーケストラなどが次々に登場する「フェスタサマーミューザKAWASAKI」も、今年のポスターに夏仕様で登場した4人の作曲家たち…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020 記者発表会

 7月10日(金)、「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020」の記者発表会がミューザ川崎シンフォニーホールのステージにて行われた。登壇者は、福田紀彦(川崎市長)、桑原浩(日本オーケストラ連盟 専務理事)、秋山和慶(指揮)、松居直美(オルガニスト)、小川典子(ピアニスト)、大野順二(東京交響楽団 楽団長)。  …

【7/23】東京交響楽団オープニングコンサート

 今年ももちろん、ミューザ川崎を本拠とするホスト役の東京交響楽団が開幕を飾る。  例年はエントランス前の広場で演奏して開幕を告げる恒例のオープニング・ファンファーレは、今年は「密」を避けるためにステージ上での演奏。そしてなんと、来日できない音楽監督ジョナサン・ノットが映像で出演して「リモート指揮」するという、ベートーヴ…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020ラインナップ発表

 首都圏のオーケストラがミューザ川崎シンフォニーホールに集結、大規模な競演を繰り広げて、すっかり真夏の風物詩として定着した「フェスタサマーミューザKAWASAKI」。今年も7月23日から8月10日までの全19公演で開催される(2公演は新百合ヶ丘のテアトロ・ジーリオ・ショウワ)。初登場の群馬交響楽団による「第九」など生誕…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

英国音楽の2つの傑作と藤倉大をカップリング  東京交響楽団音楽監督として意欲的なプログラムを組むジョナサン・ノット。古典から現代音楽まで、そのレパートリーの広さには感嘆するほかないが、イギリス人指揮者ノットにとってイギリス音楽も大切なレパートリーだ。この4月の定期演奏会では日英交流年「UK in JAPAN 2019-…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

新しい時代のベートーヴェンを近現代の力作とともに  今年はベートーヴェン・アニヴァーサリー。その作品をどう解釈するかは演奏家にとっての試金石だ。ノット&東響はポイントごとに交響曲を取り上げてきたが、この「第2番」をもって全曲踏破となる。  昨年末に聴いた「第九」はとても印象的だった。強力な東響コーラスに対し弦の規模をや…

ジョナサン・ノットが語る東京交響楽団の新シーズン

 10月最初の週末に行なわれたミューザ川崎シンフォニーホール開館15周年記念公演《グレの歌》(シェーンベルク)で圧巻の熱演を聴かせたジョナサン・ノットと東京交響楽団。シェーンベルクの興奮の余韻が残るミューザ川崎シンフォニーホールで、東京交響楽団2020年度シーズン・ラインナップ記者会見が行なわれた。演目自体はすでに9月…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

マエストロお得意のリゲティの世界そして、ジュピター!  毎回のプログラムにこれほどワクワクさせられるコンビはほかにない。絶好調のジョナサン・ノットと東京交響楽団が11月の東京オペラシティシリーズで披露するのは、リゲティとリヒャルト・シュトラウス、そしてモーツァルトを組み合わせたプログラムだ。  ノットにとってリゲティは…