【お詫びと訂正】ボンクリ・フェス2019 記者懇親会開催

【お詫びと訂正】
『ぶらあぼ』2019年6/18発行 7月号 News & Topics 162ページに掲載しました
「ボンクリ・フェス2019 記者懇親会開催」の記事内で開催日に誤りがありました。

誤:9月29日
正:9月28日

お詫びし訂正いたします。

 

藤倉 大
写真提供:東京芸術劇場
 「“Born Creative” Festival」(通称:ボンクリ・フェス)が9月28日に東京芸術劇場で開催される。今年で3回目。これは作曲家・藤倉大がアーティスティック・ディレクターを務める音楽祭で、藤倉が目指すのは「大人になっても5歳の子どものままクリエイティヴでいる人達の作品を、0歳の子どもから大人まで楽しめる新しい音楽に触れるためのイベント」。演奏以外にワークショップなども気楽に体験できる1日限りのユニークなフェスだ。館内でコンサートホール以外の多くの施設(ギャラリー、リハーサルルーム、アトリウム等)を〈電子音楽の部屋〉〈ノマドの部屋〉などと命名し、様々な体験が可能なスペースとして活用する。5月26日、記者懇親会が開かれ、藤倉やアンサンブル・ノマドを主宰するギタリストの佐藤紀雄らが出席し、今回の聴きどころなど語った。

 藤倉は「今回の大きな特徴は、子どもたちに新しい音楽を体験してもらう〈電子音楽の部屋〉を3部屋に増やし、〈デヴィッド・シルヴィアンの部屋〉が加わること。僕はシルヴィアンと交流があり、彼が提供してくれたハイレゾ音源の楽曲を流したり、アルバム『Died in the wool』の中から、僕も演奏に参加した曲をマルチチャンネルヴァージョンで世界初演もします。この他にも出演者全員が参加する『スペシャル・コンサート』を子どもが聴けるように14時開演にしました。そこでは今秋公開の映画『蜜蜂と遠雷』の中で演奏される、僕が書いた架空のコンクール課題曲を、ピアニストの萩原麻未さんが弾いてくれます。お楽しみに」とコメントした。同コンサートでは、他に坂本龍一、モートン・フェルドマン他の曲も取り上げる。さらに、同劇場コンサートホールでは夜の時間帯を、大人向け〈電子音楽の部屋〉、「大人ボンクリ」にする試みなど、楽しめるコンテンツが広がった。〈ノマドの部屋〉で演奏する佐藤は「ケージ『居間の音楽』、高橋悠治『この歌をきみたちに』他を演奏します。ボンクリにはアットホームなイメージがある。いっそのことあの部屋を“居間”にしようと思いつき、ケージを入れました。面白い内容になると思います」と述べた。

“Born Creative” Festival
https://www.borncreativefestival.com/