グラン・パルティータの編曲版も! 色とりどりの室内楽を楽しむ

C)Kiyoshi Kamatani
東京藝大在学中に新日本フィルに入団、1990年に日本管打楽器コンクールを制して渡独、ベルリン・ドイツ・オペラ管などを経て、現在はソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルクで首席を務める渡辺。今回は漆原朝子(ヴァイオリン)、松実健太(ヴィオラ)、向山佳絵子(チェロ)、鷲宮美幸(ピアノ)という豪華な顔ぶれと共演する。
ピアノ四重奏とオーボエの編成による「グラン・パルティータ」は、ハンブルクで活躍した作曲家、C.F.G.シュヴェンケ(1767〜1822)の編曲。13の楽器で紡がれる原曲とは異なる、新たな魅力が発見できそう。さらに、「オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370」でも渡辺の美音を堪能。30歳で書かれた傑作「ピアノ四重奏曲変ホ長調 K.493」も添える。
文:寺西 肇
(ぶらあぼ2019年1月号より)
2019.2/19(火)18:45
東京文化会館(小)
問:日本モーツァルト協会03-5467-0626
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