大阪国際室内楽コンクール優勝、モータス・クァルテットが日本に凱旋!

提供:日本室内楽振興財団

  今年5月、第12回大阪国際室内楽コンクール第1部門(弦楽四重奏)で第1位、および4つの特別賞を受賞したモータス・クァルテット。彼らがこの秋、再来日し、全国10ヵ所でコンサートを行う。

  モータス・クァルテットは2022年にウィーンで結成。彼らの大きな特長は、古典の伝統に根ざしながら現代曲にも自在に向き合う柔軟な音楽性だ。

これまでにも2025年にワイマールのヨーゼフ・ヨアヒム国際室内楽コンクールで第1位と古典作品解釈賞、ノルウェーのトロンハイム国際室内楽コンクールでは第3位と委嘱新曲賞、審査委員特別賞を受賞。スケールの大きなアンサンブルや作品への洞察力が高く評価されてきた。

  今回のプログラムはA、Bの2つ(広島を除く)。ブラームスやシューベルトなど、ともにウィーンの作品が中心だが、注目したいのが大阪と横浜で披露されるプログラムBの酒井健治作曲、弦楽四重奏曲第2番「フローティング・パーティクル」。大阪のコンクールの課題曲として委嘱され、モータス・クァルテットがその実力を示した作品でもある。

 「今回は多くのウィーンの作曲家の作品を演奏できることをうれしく思っています。また酒井健治氏の『フローティング・パーティクル』は、私たちに新しい芸術的視点を開いてくれた作品。日本の主要なホールでこの作品を披露し、酒井氏との継続的なコラボレーションができることを楽しみにしています」

  彼らはそうメッセージを寄せている。室内楽の新たな歴史を担う俊英たちの、瑞々しい響きに出会う来日公演だ。

文:逢坂聖也

(ぶらあぼ2026年11月号より)

第12回大阪国際室内楽コンクール第1部門 第1位
グランプリ・コンサート2026 モータス・クァルテット
2026.11/20(金)19:00 大阪/住友生命いずみホール
問 日本室内楽振興財団06‐6947‐2184
https://jcmf.or.jp

他公演
11/28(土) サントリーホール ブルーローズ(小)(サントリーホールチケットセンター0570-55-0017) 他
※全国ツアーの詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。


逢坂聖也 Seiya Osaka

大阪芸術大学卒業後、大手情報誌に勤務。映画を皮切りに音楽、演劇などの記事の執筆、配信を行う。
2010年頃からクラシック音楽を中心とした執筆活動を開始。現在はフリーランスとして「ぶらあぼ」「ぴあ」「音楽の友」などのメディアに執筆するほか、ホールや各種演奏団体の会報誌に寄稿している。
大阪府豊中市在住。