歌 もの語り 恋する日本語 Part 2

“歌”で伝える日本語の美しさ

堀江眞知子

堀江眞知子

 「終夜(よもすがら)」「相生(あいおい)」「偶さか(たまさか)」「転た(うたた)」…。それらの言葉ひとつひとつに、どこか甘酸っぱい、恋人たちの風景が添えられる。放送作家・小山薫堂の『恋する日本語』は、現代の日常の中で忘れられつつある35の言葉を拾い、そこからイメージされる物語を各100〜200字程度で描いた超ショート・ストーリー集だ。
 その掌編に、内容が関連する既存の日本歌曲を組み合わせて朗読とともに上演するのが「歌 もの語り〜恋する日本語」。2013年に最初のコンサートが開かれた。今回は昨年11月に行なわれたシリーズ第2弾の好評を受けてのアンコール上演。「團伊玖磨の音楽・レクチャー&コンサート実行委員会」の主催だが、團の作品だけでなく、中田喜直から武満徹、寺嶋陸也、さらにはザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」など、さまざまな日本の歌が歌われる。出演は堀江眞知子(ソプラノ)、山田武彦(ピアノ)、堀江一眞(朗読)ほか。
文:宮本 明
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年9月号から)

9/26(土)16:00 洗足学園音楽大学シルバーマウンテン1F
問:メリー・ミューズ03-3422-8477

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