
若きクァルテットの発掘と育成のための「プロジェクトQ」の本公演が、3月末に開かれる。6組の若き四重奏団が今年挑むのは、モーツァルト「ハイドン・セット」。「狩」「不協和音」を含む名品ぞろいの第14番〜第19番は、モーツァルトとしては異例なほどの苦労の末に編み出されたことでも知られ、若者たちにとっても天才の労苦を辿りながら学べる、格好の機会となっている。
本公演は2部構成。13時からの第1部は、第14番「春」をクァルテット・ベアトリーチェ、第15番をクァルテット風雅、第16番をルシェリア・クァルテット。18時からの第2部は、第17番「狩」をルーク・クァルテット、第18番をクァルテット・プリマヴェーラ、そして第19番「不協和音」をクァルテット・ルーチェが聴かせる。うち3組は昨年に続いての本企画参加。メンバー交代などの変化を経たグループもある。清新でまっすぐなモーツァルトを楽しむとともに、若きアーティストたちそれぞれの努力や変化を見届けることもできる、大切なステージだ。
プロジェクトQ・第22章 若いクァルテット、モーツァルトに挑戦する
モーツァルト:ハイドン・セット全曲演奏会
2025.3/30(日)(1)13:00 (2)18:00 TCMホール(東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス)
問:プロジェクトQ実行委員会(テレビマンユニオン内)03-6418-8617
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