東京 MINATO CITY 国際音楽コンクール&ワークショップが初開催
ヴァイオリン部門で土井遥が第2位入賞

審査員と入賞者たち (C)Hirofumi Isaka

 10月25、26日、第1回となる東京 MINATO CITY 国際音楽コンクール&ワークショップ〜ヴァイオリン部門〜(主催:港区、公益財団法人 港区スポーツふれあい文化健康財団ほか)の本選がサントリーホール(指揮:キンボー・イシイ、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団)で開催され、中国の王温迪(ウェンディ・ワン)が優勝を飾り、日本の土井遥が第2位となった。東京・港区を舞台に行われるこの催しは、世界各国の若い演奏家が芸術性・技術を競う「国際コンクール」と、音楽家を志す中高生向けに同時期に行われる「ワークショップ」で構成される。コンクールは、篠崎史紀が審査委員長を務め、ほか審査員には、マーク・ゴトーニ、石川静、ヨシフ・イワノフ、サニー・リー、長原幸太、イツァーク・ラシュコフスキーが名を連ねた。

◎コンクール結果
第1位 王温迪 (ウェンディ・ワン/中国)
第2位 土井遥(日本)
第3位 ジス・アン(韓国)
入賞・聴衆賞 河井勇人(日本)
入賞 荒井優利奈(日本)
奨励賞 橘和美優(日本)

 また、このコンクールの特徴は「リモート&リアル」。予備予選は演奏動画を審査するリモートの形式で開催しつつも、公正・透明な審査を目指すため、出場者が互いの演奏を聴くことができる。一方、予選〜本選はリアル開催で、浜離宮朝日ホールとサントリーホールを会場に観客を入れ公開で審査が行われた。なお、本選ではハイドンのヴァイオリン協奏曲第1楽章のカデンツァを自作して演奏するという珍しい指定もあった。

 第1位を獲得した、王温迪(ウェンディ・ワン)は26歳。Zhang Tiに師事し、シュロモ・ミンツ国際ヴァイオリンコンクール第2位、シンガポール国際ヴァイオリンコンクール特別賞、中国全国ヴァイオリンコンクール第1位・中国作品演奏賞受賞と数々のコンクールで入賞している。第2位の土井遥はベルリン芸術大学在学の28歳で諏訪内晶子、マーク・ゴトーニに師事。第2回ブエノスアイレス国際ヴァイオリンコンクール第3位のほか、第7回チャイコフスキー若い音楽家のための国際音楽コンクールにてThe Most Promising Performance賞を受賞している。

 来年行われる第2回はチェロ部門、2026年の第3回ではピアノ部門の開催が予定されている。

東京 MINATO CITY 国際音楽コンクール&ワークショップ
https://tmcimc.jp