11月5日から来年2月5日まで、東京・京橋にあるアーティゾン美術館(公益財団法人石橋財団)にて開催されている展覧会「パリ・オペラ座ー響き合う芸術の殿堂」の図録やグッズを、ぶらあぼONLINE読者6名様に抽選でプレゼント。
当展覧会は、1669年にルイ14世によって設立されたパリ・オペラ座の歴史を、さまざまな芸術分野との関連性など幅広い視点から辿り、その魅力を探るというもの。ガルニエ宮ができる約200年前の17世紀に始まり、19世紀から20世紀初頭のグランド・オペラやバレエが華やかに彩った時代を経て、21世紀の現代まで、まさにオペラ史そのものを振り返る企画でもある。
フランス国立図書館(Bibliothèque nationale de France)やオルセー美術館(Musée d’Orsay)の所蔵品を中心に、国内外の約250点が集められ、芸術的側面だけでなく、社会的な側面から見たパリ・オペラ座の存在とその意義を知ることができる。準備段階から、東京音楽大学教授で作曲家・ピアニストの野平一郎氏が音楽に関する展示資料の選定や確認に携わってきたといい、音楽・バレエファンには堪えられない非常に充実した展示内容となっている。
とりわけクラシックファンにとって興味深いのは、ラモーの《レ・パラダン(遍歴騎士)》(1760)、グルック《オルフェオとエウリディーチェ》(c.1774)やヴェルディ《ドン・カルロス》(1867)などの自筆譜、19世紀後半の《アイーダ》上演時の舞台美術、そして《タンホイザー》パリ初演時のポスター(1861)、バレエ・リュス華やかなりし時代を彷彿とさせるディアギレフの帽子・オペラグラスなどの私物一式、さまざまなオペラの舞台美術や劇場の設計図、そしてクリスチャン・ラクロワや高田賢三らによる衣裳デザイン画・・・と挙げれば切りがないほど、たくさんのオペラやバレエゆかりの品々が間近に見られることだ。もちろん、オペラやバレエに関連した各時代の絵画などの美術作品も多数展示されている。
展示は2フロアにわかれており、一般的な展覧会よりもかなりボリュームたっぷりなので、時間に余裕をもって訪れ、じっくりと鑑賞することをお勧めしたい。スマホで簡単にウェブ予約が可能。
アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)は、JR東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、東京メトロ・銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分。
文:編集部
■プレゼント内容
・公式図録(A4変形/本文372頁/並製本) 1名様
・絵画マグネットボード/エドゥアール・マネ《オペラ座の仮装舞踏会》 5名様
エドゥアール・マネ《オペラ座の仮装舞踏会》
■応募締切:2022.12/7(水)23:59
*お預かりした個人情報は本件以外の目的には使用いたしません。
*当選者の発表は商品の送付をもって代えさせていただきます。
*送付先は、日本国内のご住所に限らせていただきます。
■応募方法
応募フォームよりお申し込みください。
【Information】
パリ・オペラ座ー響き合う芸術の殿堂
Dialogues of the Muses: The Paris Opera House and the Arts
2022.11/5(土)〜2023.2/5(日) アーティゾン美術館
章構成
序曲:ガルニエ宮の誕生
第Ⅰ幕:17世紀と18世紀
(1)「偉大なる世紀」の仕掛けと夢幻劇(2)音楽つきの「雅宴画」(フェート・ギャラント)
(3)新古典主義の美的変革
第 II 幕:19世紀[1]
(1)ル・ペルティエ劇場(2)グランド・オペラ(3)ロマンティック・バレエ
(4)装飾職人と衣装画家 *パリの観劇をめぐって
第 III 幕:19世紀[2]
(1)グランド・オペラの刷新(2)ドガとオペラ座(3)劇場を描く画家たち
(4)ヴァーグナーの美学 *作家とオペラ座 *ジャポニスムとオペラ座
第 IV 幕:20世紀と21世紀
(1)バレエ・リュス(2)近代芸術とオペラ座(3)画家・デザイナーと舞台美術
(4)演出家と振付師のオペラ *映画とミュージカル
エピローグ:オペラ・バスティーユ
〈入館料〉
ウェブ予約チケット:1,800円
当日チケット(窓口販売):2,000円
学生無料(要ウェブ予約)
ローソンチケットでご購入の場合:1,800円
(別途手数料がかかる場合があります。)
〈予約について〉
ウェブ予約チケット:各入館時間枠の10分前まで販売
当日チケット(窓口販売):ウェブ予約枠に空きがある場合に販売
中学生以下の方は予約不要
障がい者手帳をお持ちの方および付添の方1名は無料(要ウェブ予約)
*詳細は以下のウェブサイトよりご確認ください。