鈴木雅明さんにインタビューしました

 先日、バッハ演奏の第一人者として知られる鈴木雅明さんを取材しました。
 オルガン・チェンバロ奏者、指揮者、研究者として国際的に評価されている雅明さんは、1990年にバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)を創設。以来、音楽監督として世界各国の古楽のスペシャリストとともに、ピリオド楽器で演奏するバッハ作品の魅力を紹介してきました。近年では、ニューヨーク・フィルやN響にも指揮者として客演するなど、モダンオーケストラとの共演でも注目を集めています。

 今回のお話のテーマは、6月に横浜みなとみらいホールで行われるオルガン・リサイタルについて。バッハのあらゆる語法・様式が盛りこまれた集大成的作品群である「クラアヴィーア練習曲集 第3部」を取り上げます。インタビューでは、作曲当時の時代背景、作品の技術的な難易度の高さ、そして横浜みなとみらいホールが誇るパイプ本数4632本のオルガン(愛称:ルーシー)のことなどについて、たっぷりとお話を伺いました。

 インタビューの終盤には、おもむろにカバンからこの曲集の楽譜を取り出して、我々に説明してくださる場面も。なんとその楽譜は50年ほど前、当時学生だった頃の雅明さんがオランダで購入されたものだそうで、その場にいた全員が興味津々な様子で譜面を覗き込んでいました。コンサートでも、この楽譜を見ながら演奏されるそうです。
 インタビューは4月18日発行のぶらあぼ5月号に掲載予定。お楽しみに!

写真・文:編集部

横浜みなとみらいホール オルガン・リサイタル・シリーズ 48
鈴木雅明 オルガン・リサイタル

2025.6/5(木)19:00 横浜みなとみらいホール
出演
鈴木雅明(パイプオルガン)
バッハ・コレギウム・ジャパン 松井亜希、青木洋也、谷口洋介、渡辺祐介(以上コラール歌唱)
曲目
J.S. バッハ:クラヴィーア練習曲集 第3部 ~ペダル付きコラール全曲(合唱付き)

問:横浜みなとみらいホールチケットセンター045-682-2000
https://yokohama-minatomiraihall.jp