8/3(水)新日本フィルハーモニー交響楽団

 

広上淳一(c)Masaaki Tomitori

 山本直純といえば「男はつらいよ」をはじめとする数多くの映画やテレビ音楽の作曲家として知られ、またテレビ番組「オーケストラがやって来た」を通してお茶の間でも親しまれたエンタテイナー。今年生誕90年を迎える山本直純の作曲家としての魅力に改めて迫る。オーケストラは山本が自ら設立に携わった新日本フィル。新日本フィルは楽団創立50年を迎え、ダブルで記念イヤーを祝う。選曲は多彩。エネルギッシュな交響譚詩「シンフォニック・バラード」や札幌オリンピック入場行進曲の「白銀の栄光」、子供たちの遠足の情景をのびやかに描いた児童合唱と管弦楽のための組曲「えんそく」、1988年放送のNHK大河ドラマ「武田信玄」メインテーマが並ぶ。
文:飯尾洋一

※本公演は、指揮者 広上淳一が出演できなくなったため、代わって梅田俊明が出演します(7/29主催者発表)
詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
指揮者変更のお知らせ【7/30更新】

【Information】

新日本フィルハーモニー交響楽団
山本直純生誕90年と新日本フィル創立50年を祝う!

2022.8/3(水)15:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
(14:00開場/14:20~14:40 広上淳一によるプレトーク)

指揮:広上淳一
合唱:東京音楽大学合唱団有志
和楽器:田村法子(筝)、野澤徹也(三味線)、石垣征山(尺八)、望月太喜之丞・富田慎平・長田伸一郎(邦楽打楽器)他

プログラム
<本当はマジメな天才、直純さん> 
◆シンフォニック・バラード(新日本フィル委嘱1983年)
◆和楽器と管弦楽のためのカプリチオ(日本フィル委嘱1962年)
<歌が大好きだった直純さん>
◆児童合唱とオーケストラのための組曲『えんそく』(抜粋)
◆田園、わが愛から ふるさと 他(抜粋)
◆童謡メドレー(山本祐ノ介編曲)
1年生になったら〜こぶたぬきつねこ〜おーい海〜歌えバンバン
<才能のデパート、直純ファミリーの音楽をご紹介>
山本正美:Spring has come
<テレビや色々なところで大活躍した直純さん>
◆白銀の栄光(札幌オリンピック入場曲1972年)
◆NHK大河ドラマ「武田信玄」テーマ曲(1988年)
◆CMソング、TV/ラジオ番組メドレー(山本祐ノ介編曲)
森永チョコレート〜サントリー純生〜8時だよ! 全員集合〜マグマ大使〜3時のあなた〜小沢昭一の小沢昭一的こころ〜ミュージック・フェア〜男はつらいよ

●ホール座席券

S席A席B席
一般5,000円4,000円3,000円
友の会4,500円3,600円2,700円

U25(小学生以上25歳以下):各席半額
※U25割引はミューザ川崎シンフォニーホールおよびチケットぴあで購入できます。
※未就学のお子さまはご入場いただけません。

●オンライン鑑賞券

一般  1,500円
友の会 1,350円

ライブ+アーカイブ配信
※ライブ配信は開場時間より開始
※アーカイブ配信は翌々日正午より開始

*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=3169

特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2022
今年も真夏のオーケストラの祭典がやってくる。首都圏から9つのオーケストラが参加し、関西からは尾高忠明率いる大阪フィルが初登場となる。加えておなじみのこどもフェスタや真夏のバッハ、サマーナイト・ジャズなど全19公演がラインナップされた。注目は、今年創立50周年を迎える新日本フィルが、楽団立ち上げにも関わった山本直純を特集する。また、昨年亡くなったジャズ界の巨匠チック・コリアのトリビュートには、クラリネットの世界的奏者リチャード・ストルツマンが出演。そしてこれらの豪華公演はすべてライブ配信され、8月中はアーカイブで何回も観ることができる。コンサート会場で体感し、配信でその感動を再体験。多彩な楽しみ方で満喫したい。