【今月の表紙】
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
11/7(木)、11/8(金)各日19:00
サントリーホール
南ドイツの名門ミュンヘン・フィルが6年ぶりの来日を果たす。指揮はロシア出身のトゥガン・ソヒエフ。ウィーン・フィルやベルリン・フィル、N響にも定期的に客演を続ける現代屈指のマエストロだ。今回披露するのは二つのプログラム。一つは、2021年のショパン・コンクールで第4位に入賞した小林愛実がソリストを務めるラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」、コンサートマスター青木尚佳の独奏も楽しみなリムスキー=コルサコフ「シェエラザード」などのロシア作品。そしてもう一つはブルックナーの交響曲第8番。ミュンヘン・フィルを語るうえでこの作曲家の作品は外せない。ブルックナーの弟子で音楽監督だったレーヴェが積極的に取り上げ、その後も音楽総監督チェリビダッケらによって育まれた、同楽団の歴史と伝統が詰まった特別なレパートリーだ。名匠ソヒエフが自国の作品とミュンヘン・フィルの十八番をどう彩るのか、期待せずにはいられない。
※P.30の紹介記事もぜひお読みください。
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