Pre-Stage=Prestige

服部百音(ヴァイオリン)

素晴らしい音楽への集中力を持った新星が登場!  伯楽ザハール・ブロンの門下からまた逸材が登場した。服部百音、17歳(1999年生まれ)である。昨年11月に東京・紀尾井ホールでリサイタルを開催したが、イザイの無伴奏曲に始まり、ヴィエニャフスキ、エルンスト、ワックスマンと技巧的に難しい作品を並べたプログラムを堂々と弾ききっ…

マルクス・アイヒェ(バリトン)〜WEBぶらぼ特別篇

 ウィーン国立歌劇場日本公演の《ナクソス島のアリアドネ》で若々しく知的な音楽教師を歌い演じたマルクス・アイヒェ。2017年春に再び来日し、同じヤノフスキの指揮で今度はワーグナー《神々の黄昏》を歌うことになる。 「ヤノフスキさんは素晴らしい指揮者ですね。リハーサルでは細部まで厳密さを追求し、練り上げていきます。細かいリズ…

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)

今度は名手揃うトリオと無伴奏で真価を発揮  真摯かつ誠実に楽曲の本質を聴かせる世界屈指のヴァイオリニスト、イザベル・ファウストが、来る2〜3月、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)とのトリオ、及びJ.S.バッハの無伴奏ソナタ&パルティータの公演を行う。何れも大注目だが、まず取材直前のバ…

宮本益光(バリトン)

《魔笛》ではすべての人物が“愛”と“死”を語るのです  毎回、国内外の第一級のキャスト・スタッフによるプロダクションが話題の神奈川県民ホール・オペラシリーズ。2017年は、ダンサー・振付家として世界的に活躍する勅使川原三郎が演出・装置・照明・衣裳を手がけるモーツァルトの《魔笛》を3月に2日間にわたって上演する(3/11…

プラシド・ドミンゴ(テノール、バリトン)

 近年、テノールからバリトンへの転向で世間を驚かせ、いまやヴェルディ・バリトンの役を徐々に広げ、各地のオペラハウスで精力的に活躍しているプラシド・ドミンゴ。彼は2011年の震災後、多くのアーティストが来日中止を発表するなか、いち早く来日してコンサートを行い、日本の聴衆に勇気と活力を与えた。そのドミンゴが、日本でのリサイ…

山中千尋(ピアノ)

 山下洋輔や小曽根真らの活動により、クラシックとジャズの距離が近くなっているという印象は強い。しかし、単にクラシックの曲をジャズ風にアレンジするだけでは物足りない! という聴き手もいるだろうし、ストラヴィンスキーやショスタコーヴィチほか、ジャズにインスパイアされた曲を楽しむ聴き手も多いだろう。そうした方たちはもちろん、…

シャルル・デュトワ(指揮)

演奏会形式《カルメン》と充実のオーケストラ公演が実現  N響の12月といえばデュトワ ―― 即座にそう言えるほど、彼の登場は良き慣例となっている。音楽監督を経て冠に“名誉”が付いた今なお、名匠のNHK交響楽団への思いは熱い。 「最近のN響は若くて熱心な奏者が増えていますし、私にとって素晴らしいコンサートがずっと続いてい…

マリス・ヤンソンス(指揮)

自分の直感を信じて音楽を組み立てています  いまの指揮者界をざっと見渡してみると、アバド、マゼール、アーノンクールが相次いで鬼籍に入り、いわゆる“巨匠”と呼ばれる指揮者は数えるほどしかいない。その中にあって、マリス・ヤンソンスの存在は、ひときわ抜きん出ている。1943年生まれ、73歳になった彼は、まさにクラシック音楽界…

勅使川原三郎 (演出家・振付家・ダンサー)× 山下洋輔(ピアノ)

“からだ”全体でぶつかりあう筋書きのないドラマ  勅使川原三郎は1970年代初頭から山下洋輔の音楽を聴いてきた、という。「ファン」というより、もっと遠くにいる偉大なピアニスト、と言い表す。昨年、ライヴハウス新宿ピットインで、梅津和時に招かれるというかたちで、山下と初共演。下手にピアノ、上手にサックスのまんなかで即興的に…

ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)

深化を続けるショパン・コンクールの覇者  2010年ショパン国際ピアノコンクールでの優勝から6年。大きなタイトルを得た後でも周囲に流されることなく、着実な歩みを進めてきたユリアンナ・アヴデーエワ。 「5年というのは長い年月ですが、去年行われたショパン・コンクールをインターネットで聴いていたら、自分が出場したときの感覚が…