Pre-Stage=Prestige

佐渡 裕(指揮)

優れた歌手たちが揃ってこそ、アンサンブル・オペラとしての《ラ・ボエーム》を上演できるのです  兵庫県立芸術文化センター、毎夏恒例の佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ。今回はプッチーニの人気作《ラ・ボエーム》を取り上げる。2020年は兵庫県立芸術文化センター開館15周年にあたり、佐渡もいつにも増して意欲的。オペラへの意気込…

ユーリ・テミルカーノフ(芸術監督・指揮)

指揮はデリケートで心理的な作業です  ロシア最高峰のオーケストラ、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団を率いて足掛け32年。豊かな人間性と圧巻の指導力を兼ね備えたマエストロ・テミルカーノフは、穏やかな語り口の中にも、自他への厳しさと巧まざるユーモアをのぞかせる。 指揮者は傍からは簡単そうにみえるかもしれないが…

林 美智子(メゾソプラノ)

モーツァルトのアンサンブルの素晴らしさを伝えたい  これは楽しい! 論より証拠。ご自身の目と耳で確かめてほしい企画だ。  アリアをカットして、重唱だけで構成するという大胆な発想のオペラ上演をプロデュースするのは、日本を代表するメゾソプラノ林美智子。《コジ・ファン・トゥッテ》《フィガロの結婚》に続き、3月、「林美智子の《…

田部京子(ピアノ)

ベートーヴェン・イヤーに贈る「皇帝」と6番目の?ピアノ協奏曲  「生誕250年という記念の年に、ようやくこの曲が弾けるのかと思うと本当にうれしいです!」と語るのは、ピアニストの田部京子。「この曲」とはピアノ協奏曲ニ長調 op.61aのことであり、ベートーヴェンがムツィオ・クレメンティの依頼を受け、ヴァイオリン協奏曲をピ…

諏訪内晶子(ヴァイオリン)

ベートーヴェンから現代作品まで多様なプログラムが実現  諏訪内晶子が芸術監督をつとめ、2012年にスタートした「国際音楽祭NIPPON」。1990年のチャイコフスキー国際コンクール優勝以来、国内外で活発な演奏活動を続けてきた彼女が、音楽芸術の感動を届けること、未来に生きる人にむけて発信することをテーマに、経験から得たも…

美内すずえ(漫画家)× 小林沙羅(ソプラノ)

あの阿古夜が歌う! 絶大な人気を誇る名作少女マンガがオペラ化された!!  日本オペラ協会が2020年初春に放つスーパーオペラ《紅天女》。大ヒット少女マンガ『ガラスの仮面』の作中劇として知られるこの作品のオペラ化が発表されるや、オペラ界のみならず、ミュージカル・ファンやマンガ・ファンからも熱い視線を浴びている。『ガラスの…

アンドレア・バッティストーニ(指揮)

熱望していた「幻想交響曲」の指揮が東京フィルで実現  この秋には東京に約1ヵ月半滞在したバッティストーニ。もはや彼の活動には日本での生活がしっかり組み込まれているようだ。 「さすがに、自分を日本人だと感じることはまだありませんが(笑)。でも、毎年長い期間を日本で過ごしているので、“お客さん気分”はどんどん少なくなってい…

ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)

アイスランド出身の“革命児”がこだわりぬいたプログラムで新風を吹き込む  世界中から熱い視線を浴び、いまや次世代を担うピアニストとして大きな注目を浴びているアイスランド出身のヴィキングル・オラフソンが、12月に待望のリサイタルを行う。プログラムはラモーとドビュッシーの作品、それにムソルグスキー「展覧会の絵」というこだわ…

寺神戸 亮(指揮・ヴァイオリン)

ベルカントオペラの源流とも言えるヘンデルの作品に大きな意欲  今年も11月に北とぴあ国際音楽祭が開催される。4週間にわたって様々な公演が予定されているが、フィナーレを飾るのが、寺神戸亮が率いるピリオド楽器のオーケストラ、レ・ボレアード他によるオペラ公演だ。これまでフランスのバロック・オペラやモンテヴェルディ、モーツァル…

ワレリー・ゲルギエフ(芸術総監督・指揮)

ゲルギエフとマリインスキー歌劇場が総力を挙げて チャイコフスキーの全貌に迫る 「オーケストラを成長させるのは、指揮者というよりは、むしろ作曲家なのです。そのことに気が付かない指揮者がいるとしたら、それは大馬鹿者としか言いようがない」  少し前になるが、ゲルギエフにマリインスキー劇場オーケストラの飛躍の秘訣について質問し…