Tag Archive for 死の都

新国立劇場《死の都》ゲネプロ・レポート

 12日から新国立劇場で上演されるコルンゴルトのオペラ《死の都》のゲネプロ(最終総稽古)が9日に行われました。  コルンゴルトがわずか23歳で作曲した《死の都》の音楽は、年齢からは信じられないほど卓越したオーケストレーションによる絢爛な響き、甘美なメロディにあふれています。リヒャルト・シュトラウスとプッチーニを合わせた…

沼尻竜典(指揮) びわ湖ホール コルンゴルト《死の都》

 「湖のほとりの歌劇場」びわ湖ホール。指揮者沼尻竜典は、第2代芸術監督として、2007年から同ホールを率いるマエストロ。この3月には近代ドイツのロマンティックなオペラ《死の都》を取り上げる。 「《死の都》は愛情をテーマにしたロマンティックなオペラです。作曲者コルンゴルトはオーストリア系の人ですが、23歳でこのオペラの世…

【WEBぶらあぼ特別インタビュー】新国立劇場オペラ《死の都》 パウル役、トルステン・ケール(テノール)

 亡き妻の思い出に浸って暮らしながら、妻と瓜二つの踊り子マリエッタの魅力に屈していくパウル。この役を2001年のストラスブール上演以来世界中で手掛けてきたトルステン・ケールは、新国立劇場の《死の都》で100回目のパウルを歌う。  「このオペラの魅力の一つは、現実味があって普遍的なところです。登場人物は、ワーグナーのオペ…

【WEBぶらあぼ特別インタビュー】新国立劇場 《死の都》再演演出、 アンナ・ケロ

 新国立劇場の《死の都》は、2010年にフィンランド国立歌劇場で上演されたカスパー・ホルテンの演出。同地ではオペラ・ファンのみならずオペラにあまり親しみのない観客からも絶大な人気を得て、2013年秋に再演された。新国立劇場での再演演出を務めるのは、ホルテンのアシスタントとしてこのプロダクションを知り尽くしたフィンランド…

新国立劇場《死の都》稽古場レポート vol.3

3月12日から上演の新国立劇場《死の都》の稽古場に潜入! オペラパレスではセットが組み上がり、舞台稽古を前に、地下リハーサル室ではオーケストラあわせの最終段階。 昨日からは舞台稽古が始まりました。 舞台稽古は、第1幕〜第2幕を取材。 *写真はクリックすると拡大します。 (Photo:M.Terashi & J…

新国立劇場《死の都》稽古場レポート vol.2

3月12日から上演の新国立劇場《死の都》の稽古場に潜入! この日の稽古は【第3幕】を通しで、その後、【第1幕第6場】を稽古しました。 【第3幕】 パウルは、ブリュージュの街角で出会ったマリーに似た若くて美しい踊り子マリエッタに心奪われて一夜を共に過ごす。しかしマリエッタは・・・ *写真はクリックすると拡大します。 (P…

新国立劇場《死の都》稽古場レポート vol.1

3月12日から上演の新国立劇場《死の都》の稽古場に潜入! 普段なかなか観られない稽古風景を取材しました。 この日の稽古は【第1幕】から。19世紀末、ベルギーの古都ブルージュ。美しい妻マリーを亡くしたパウルは、彼女の遺品に囲まれた「思い出の部屋」に引き籠り、悲しみに耽っています。パウルは友人のフランクに「彼女は生きている…

ミーガン・ミラー(ソプラノ) 新国立劇場 《死の都》

マリエッタを歌えると思うと興奮してぞくぞくします!  19世紀末のベルギー、ブリュージュに暮らす紳士パウル。若くして逝った妻マリーの面影が忘れられない彼は、形見の金髪を抱きしめ恍惚とする。そこに突然現われたのが旅の踊り子マリエッタ。亡き妻と瓜二つの彼女に魅せられたパウルは現実と幻想の間で苦悩するが、妻の遺品を冒涜するマ…

【WEBぶらあぼ特別コラム】オペラ《死の都》の魅力〜そのロマンティックな世界観

 愛する者が突然亡くなってしまったら、残された側はその悲しみにどう向き合うのか?例えば、ベルギーの人ロデンバックがフランス語で書いた小説『死都ブリュージュ』(1892)では、亡妻と瓜二つの女と出逢った男が、その女性の乱暴な振る舞い − 妻の遺品の『金髪の束』をもてあそぶ − に激昂して彼女を絞殺。さらに深い孤独を抱えな…