Tag Archive for 大友直人

アジア オーケストラ ウィーク 2018

今年は、フィリピンと中国のオーケストラ、日本からは群響が参加  恒例のアジア オーケストラ ウィークが今年も開催される。2002年に始まったアジア オーケストラ ウィークでは、アジア太平洋地域の各国から有力オーケストラを招き、この地域の音楽文化の多様さを伝えてきた。17回目を迎える今回は、フィリピン・フィルハーモニック…

第4回 ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール Japan 2018

希代の名手の名を冠したコンクールとコンサート  高い音楽表現と近代フランス音楽文化の継承を主眼に据え、2012年にスタートした「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール」。2年ごとにフランスと日本で交互に開催される他に類を見ないコンクールだが、第4回となる今年は8月26日から9月2日まで、よこすか芸術劇場で行われる…

大友直人 (ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン 創設音楽監督/指揮)

真に世界と同等の価値観を持ちたい  大友直人が熱い! 意外、と言っては失礼だけれど、スマートな長身と端正な音楽作り、いつもジェントルな物腰の大友が、“私のライフワーク”と熱弁をふるうのは、「ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン(MMCJ)」のこと。2001年に、大友と指揮者アラン・ギルバートの二人を音楽監督にスタ…

千住 明:オペラ《万葉集》 明日香風編(演奏会形式)

美しき大和ことばが紡ぎ出すいにしえの恋物語  2009年に初演されて以来、好評を得て再演を重ねてきた千住明のオペラ《万葉集》。その第1部「明日香風編」が、2月18日、八王子のいちょうホールで演奏会形式によりふたたび披露される。  俳人として人気の黛まどかが台本執筆を行った《万葉集》は2部からなるオペラで、その第1部「明…

第4回高松国際ピアノコンクール記者発表

 2018年3月12から25日にかけて開催される第4回高松国際ピアノコンクールの記者発表が、10月25日に都内で行われた。同コンクールは06年にスタートし、4年に一度開催されている。これまでに、パヴェル・ギントフ(ウクライナ)、アレクサンドル・ヤコブレフ(ロシア)、クロエ・ジヨン・ムン(韓国)を輩出している。出場希望者…

大友直人(指揮) 東京交響楽団

 大友直人の邦人現代曲への取り組みには、一つの主張を感じる。「現代音楽は難しい」というイメージを打破し、同時代を生きる私たち日本人が素直に楽しめるメロディやハーモニーを積極的に客席に届ける――そんな信念を。  名誉客演指揮者を務める東響の第99回東京オペラシティ定期は、大友の姿勢がよく表れたプログラムだ。まずは芥川也寸…

三枝成彰(作曲)

この歳になって、どうしても喜劇オペラを書きたくなったんですよ  今年の10月に8作目のオペラ《狂おしき真夏の一日》が初演される作曲家・三枝成彰。自身にとって初めてのオペラ・ブッファ、喜歌劇だ。  タイトルから想像されるとおり、モーツァルトの《フィガロの結婚》へのオマージュ。浮気症の医師・大石恭一は看護師エミコと愛人関係…

川崎・しんゆり芸術祭 アルテリッカしんゆり2017 フィナーレ公演 東京交響楽団演奏会

 川崎市北部を中心に開催される総合芸術祭「アルテリッカしんゆり」は、2009年の創設以来、当地域の文化的な春の風物詩となっている。9回目を迎える今年は新百合ヶ丘駅周辺の6施設をはじめ、計8施設で、オペラ、コンサートから、バレエ、演劇、能・狂言、落語まで、ジャンルを超えた30演目37公演が開催される。  そして、本芸術祭…

宮崎陽江(ヴァイオリン)

ベートーヴェンに寄せる真摯な熱き思い  しなやかな音楽センスと艶やかな音色を武器に、スイスと日本を拠点とした、グローバルな活躍を続けるヴァイオリニストの宮崎陽江。「作曲家が真に表現を望んだ“何か”が聴き手の魂に伝わった瞬間こそ、自分の歓び」と語る才媛が『ヴァイオリン協奏曲の夕べ』と題した東京と札幌でのステージで、大友直…

新国立劇場 團伊玖磨《夕鶴》

人の性を鋭く描く、日本を代表する不朽の名作オペラ  フォークトによる“白鳥の騎士”で湧いた《ローエングリン》の熱気さめやらぬ新国立劇場2015/16シーズン掉尾を飾る《夕鶴》は、“日本発のオペラ”として海外での上演も珍しくない不朽の名作。こちらは白鳥ならぬ「鶴」が主人公だが、共通するテーマは、誰しもが一度は経験する“過…