Tag Archive for 城宏憲

【レポート】東京二期会スペシャル・オペラ・ガラ・コンサート 「希望よ、来たれ!」

実力派歌手たちがオーケストラと共演してつながった オペラへの希望  日本のみならず世界のオペラ界が経験したことのない空白だった。新型コロナウイルスの感染拡大で、3月には舞台も演奏会も途絶え、いま再開しつつあるものの道のりは平たんではない。とりわけオペラは、歌うという行為が飛沫を伴うため、上演のハードルが高いとされる。7…

高橋 維(ソプラノ)

変身願望の強いソプラノがルチア像をどう歌い演じるのか、必見の舞台  ソプラノの高橋維は、《魔笛》の夜の女王や《天国と地獄》のユリディスといった役柄で評価される、冴えた響きの美声でコロラトゥーラの技を操る期待の新星である。この11月には、日生劇場のドニゼッティ《ランメルモールのルチア》で政略結婚の犠牲になるヒロインのルチ…

藤岡幸夫(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

パワフルかつレアな「第九」公演  このところ東京シティ・フィルが好演を続けている。2015年常任指揮者に就任した高関健のもとでクオリティも大幅アップ。それに何より“音楽を聴かせる”意欲を感じさせる点が素晴らしい。そうした向上の成果を明確に実感できるのが年末の「第九」公演だ。昨年は高関が堅牢かつ雄弁な名演を展開したが、今…

【GPレポート】グランドオペラ共同制作《カルメン》が開幕!

 神奈川県民ホールを皮切りに、愛知県芸術劇場、札幌文化芸術劇場 hitaruで上演されるグランドオペラ共同制作《カルメン》。舞台をアメリカのショービジネスの世界に置き換えたプロダクション。  本公演を前に18日に行われたアグンダ・クラエワ組のゲネプロ(最終総稽古)を取材した。 (2019.10/17 神奈川県民ホール …

グランドオペラ共同制作《カルメン》記者懇談会

 神奈川県民ホール、愛知県芸術劇場、札幌文化芸術劇場 hitaruで上演される、グランドオペラ共同制作《カルメン》の記者懇談会が、9月27日、東京都内で開催された。  今回、《カルメン》のフル上演を初めて演出する田尾下哲は、19世紀に誕生したこの作品が今日的な視点から見てはらむ問題点をあぶり出した上で、物語を20世紀の…

加藤のぞみ(メゾソプラノ)

スペインを拠点に活躍する期待のメゾが満を持して望む「一番歌いたかった役」  目力が強い。ドン・ホセを射落としたカルメンのそれと重なって見える。加藤のぞみの、いま活躍するオペラの本場での訴求力や、意志の強さの表れに違いないが、漂う色香と相まって、自ずと《カルメン》への期待にもつながる。  スペインやイタリアでの活躍は聞い…

サラマンカホール開館25周年記念 第九特別公演

ホールに縁の深い山田和樹&東混とソリストたちが節目の年を祝う  岐阜のサラマンカホールが開館25周年を山田和樹指揮の「第九」で祝う。山田の第九は案外珍しい。最近では2017年に2つのチャリティ・コンサートで指揮した程度。山田自身、ホール広報誌のインタビューに、第九を振るのは特別な場合だけと答えている。合唱は山田が音楽監…

2019年5月発売のおすすめチケット情報

■5/11(土)発売 神奈川県民ホールオペラ・シリーズ2019 グランドオペラ共同制作 ビゼー:オペラ《カルメン》(フランス語上演・日本語及び英語字幕付/新制作) 2019.10/19(土)、10/20(日)各日14:00 神奈川県民ホール ジャン・レイサム=ケーニック(指揮) 神奈川フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)…

東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ ベッリーニ:《ノルマ》(セミ・ステージ形式)

 ベッリーニの音楽は、歌手にとっての試金石。ひとたび楽譜を広げたならば、それはそれは難しいフレーズが次から次へとやってきて、息つくひまもないのだから。この作曲家は二つの基本理念を打ち出す。「音と音をどこまで肌理細やかに繋げるか」「どこまで長く息を保てるか」というもの。こうした地道な取り組みこそ実は一番難しい。あのマリア…

【読者プレゼント】東京二期会《ノルマ》および城宏憲ミニ・ライヴ&トーク

 2月27日のOTTAVA Salone『Radio ぶらあぼ』にご出演いただいたテノール、城宏憲さんが出演する東京二期会の新しいプロジェクト、コンチェルタンテ・シリーズ第一弾、ベッリーニの《ノルマ》。”映像を付したセミ・ステージ形式”という新しいスタイルにも興味が湧きます。この公演は3月17日…