佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 《ドン・ジョヴァンニ》キャスト発表!

シリーズ19年目に贈る最高にドラマティックなオペラ

佐渡裕 ©︎Takashi Iijima

 佐渡裕芸術監督のタクトのもと、「多くの人にオペラの魅力を伝えたい」という熱き想いと豪華キャスト&オリジナリティ溢れる演出でオペラファンを魅了してきた「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ」。2023年は、《コジ・ファン・トゥッテ》(2014)、《フィガロの結婚》(2017)に続いて、モーツァルトのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》が上演される。今回でダ・ポンテ三部作が同シリーズ完遂となる。

 演出は、メトロポリタン歌劇場の首席演出家を務め、前作《コジ・ファン・トゥッテ》《フィガロの結婚》で好評を博したデヴィッド・ニース。タイトルロールのドン・ジョヴァンニ役は、今シーズンにメトロポリタン歌劇場の《魔笛》でパパゲーノを演じているジョシュア・ホプキンズ、シカゴ・リリック・オペラなど国内外の舞台での活躍が話題の大西宇宙がダブルキャストで務める。レポレッロ役ルカ・ピサローニをはじめウィーン国立歌劇場、英国ロイヤル・オペラに出演する豪華海外キャストに加え、海外組唯一の日本人キャストとしてマゼットを演じる近藤圭、これまでも同シリーズに出演している妻屋秀和(18年《魔弾の射手》)、高野百合絵(21年《メリー・ウィドウ》)、平野和(22年《ラ・ボエーム》)、森雅史(16年《夏の夜の夢》ほか)、小林沙羅(18年《魔弾の射手》ほか)と、同シリーズ初出演となる池田香織、城宏憲など日本を代表する歌手が集結する。

 色男ドン・ジョヴァンニが歌う〈シャンパンの歌〉、召使いのレポレッロが語る〈カタログの歌〉、口説きのデュエット〈お手をどうぞ〉といったおなじみの名曲が登場するこのオペラを、美しくスケール感のある舞台装置と20世紀半ばのオートクチュールの時代を彷彿とさせるエレガントな衣裳とともに味わえる。

 2023年夏、兵庫にやって来る世界最高水準の《ドン・ジョヴァンニ》に期待したい。

【Information】
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023
モーツァルト:歌劇 《ドン・ジョヴァンニ》
(全2幕/イタリア語上演・日本語字幕付/新制作)

2023.7/14(金)、7/15 日(土)、7/16(日)、7/17(月・祝)、7/19(水)、7/20(木)、7/22(土)、7/23(日)
各日14:00 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

演出:デヴィッド・ニース
指揮:佐渡裕
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
合唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団

出演
ドン・ジョヴァンニ:ジョシュア・ホプキンズ★ 大西宇宙☆
騎士長:デヴィッド・リー★ 妻屋秀和☆
ドンナ・アンナ:ミシェル・ブラッドリー★ 高野百合絵☆
ドン・オッターヴィオ:デヴィッド・ポルティーヨ★ 城宏憲☆
ドンナ・エルヴィーラ:ハイディ・ストーバー★ 池田香織☆
レポレッロ:ルカ・ピサローニ★ 平野和☆
マゼット:近藤圭★ 森雅史☆
ツェルリーナ:アレクサンドラ・オルチク★ 小林沙羅☆

★7/14, 7/16, 7/19, 7/22 ☆7/15, 7/17, 7/20, 7/23

問:芸術文化センターチケットオフィス0798-68-0255

兵庫県立芸術文化センター
https://www1.gcenter-hyogo.jp