Tag Archive for 名古屋フィルハーモニー交響楽団

【CD】藤倉大:タートル・トーテム

 今回も藤倉大の倦むことを知らない能産性に圧倒させられた。フル編成の管弦楽曲、協奏曲を含む全6曲。アイディア満載の楽曲が収録可能時間いっぱいに繰り広げられる。藤倉は各奏者との緊密なコラボを通じて聴き手の身体性を喚起するユニークな表現領域を開拓してきたが、ブックレットの対談を読み、録音の編集作業まで自分でこなしていること…

「音楽を安心して演奏&鑑賞できる環境」探る、クリーンルームの飛沫測定

クラシック音楽公演運営推進協議会と日本管打・吹奏楽学会が長野県で  日本の音楽界もオーケストラを皮切りに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に注意をはらいながらの演奏活動を開始した。舞台上の奏者の配置や客席の間隔など「社会的距離の設定(ソーシャル・ディスタンシング)」の部分では、まだ手探りの状態で主催者ごとに…

動き出す日本のオーケストラたち(1)〜様々な課題に取り組み、待望のコンサートを再開

 新型コロナウイルス問題で2020年3月末から公演中止&延期を余儀なくされていた日本のオーケストラが動き出した。密閉、密集、密接の「3密」の条件に照らすと、オーケストラ演奏会では客席だけでなく、舞台上に所せましと並ぶ楽団員の感染リスクも軽視できない。東京都交響楽団(都響)が科学者や医師も交えた公開試演会を6月半ばに開い…

【GPレポート】グランドオペラ共同制作《カルメン》が開幕!

 神奈川県民ホールを皮切りに、愛知県芸術劇場、札幌文化芸術劇場 hitaruで上演されるグランドオペラ共同制作《カルメン》。舞台をアメリカのショービジネスの世界に置き換えたプロダクション。  本公演を前に18日に行われたアグンダ・クラエワ組のゲネプロ(最終総稽古)を取材した。 (2019.10/17 神奈川県民ホール …

【GPレポート】グランドオペラ共同制作《カルメン》加藤のぞみ組

 明日10月19日、神奈川県民ホール・オペラ・シリーズ2019《カルメン》が開幕する。国内3劇場・4団体のグランドオペラ共同制作。演出は田尾下哲。  《カルメン》と言えば、深紅のドレス、赤い薔薇、闘牛士・・・そのような強烈なイメージを解き放つ新たなカルメン像を問いかける、チャレンジングな舞台だ。  本公演を前に17日に…

加藤のぞみ(メゾソプラノ)

スペインを拠点に活躍する期待のメゾが満を持して望む「一番歌いたかった役」  目力が強い。ドン・ホセを射落としたカルメンのそれと重なって見える。加藤のぞみの、いま活躍するオペラの本場での訴求力や、意志の強さの表れに違いないが、漂う色香と相まって、自ずと《カルメン》への期待にもつながる。  スペインやイタリアでの活躍は聞い…

第67回「尾高賞」が決定

 第67回「尾高賞」の受賞作品が、藤倉大の「Glorious Clouds for Orchestra」(2016/17)に決定した。 「尾高賞」は、NHK交響楽団専任指揮者であった故・尾高尚忠の生前の功績を讃え、邦人作曲家による優れたオーケストラ作品を顕彰するために1952年に同楽団によって創設された作曲賞。  受賞…

北村朋幹(ピアノ)

得るもの大なるウィーンの音楽家との共演  10代から第一線で活躍してきた俊才ピアニスト・北村朋幹。2011年ベルリン芸術大学に留学して以来、当地を拠点とする彼は今、新たなステップを踏み出している。 「イェスパー・クリステンセンという素晴らしい音楽家に出会ったのをきっかけに、昨秋からフランクフルト音楽・舞台芸術大学で新た…

愛知県芸術劇場・東京文化会館・iichiko総合文化センター・東京二期会・読売日本交響楽団・名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作 グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス:《ばらの騎士》

話題のオペラがいよいよ愛知で上演!  7月に東京二期会が上演した《ばらの騎士》では、邦人勢の好調な喉とリチャード・ジョーンズの鮮やかなステージングが注目されたが、中でも話題を呼んだのは、帝都ウィーンの上流階級の物腰を、パステルカラーの装置のもと、より和らげて伝えた演出である。主な登場人物が「心は貴族、でも振る舞いは現代…

【GPレポート】東京二期会オペラ《ばらの騎士》

 明日開幕する、東京二期会オペラ《ばらの騎士》。本公演を前に行われた林正子&小林由佳&幸田浩子&妻屋秀和組のGP(ゲネプロ。最終総稽古)を取材した。 (2017.7.24 東京文化会館。 Photo:M.Terashi/TokyoMDE) 【第1幕】 【第2幕】 【第3幕】 【公演情報】 …