Tag Archive for 北川辰彦

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

初秋に贈る喜劇オペラの愉悦と快活なるシンフォニー  東京シティ・フィルは、2015年4月に高関健が第4代常任指揮者に就任以来、近現代作品やオペラを積極的に取り上げている。第318回定期演奏会は、フランスの作曲家ラヴェルが書いた歌劇《スペインの時》を演奏会形式で上演する。  18世紀のスペイン・トレドを舞台にしたおよそ5…

まもなく開幕〜東響創立70周年記念公演、ベルリオーズ《ファウストの劫罰》

 巨大な管弦楽作品が顕著なベルリオーズにあって、なかでもその大編成の楽器群と合唱ゆえ、なかなか上演機会に恵まれない劇的物語《ファウストの劫罰》。  日本では1980年代以降、ジャン・フルネ&都響、小澤征爾&新日本フィル、シャルル・デュトワ N響、若杉弘&大阪フィル、小林研一郎&日本フィルが演奏会形式…

インタビュー〜ミハイル・ペトレンコ(メフィストフェレス役)

●今回、東京でメフィストフェレス・デビュー! ーー「ファウストの劫罰」のメフィストフェレス役をこれまでに歌ったことがありますか? ペトレンコ(以下P):いえ、今回日本で初めて歌います。もちろん、よく知っている作品ですし、これまでベルリオーズのオペラは何作品も歌っているので、彼の作風には親しんできました。「ロメオとジュリ…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

第300回を壮大に彩る充実の音楽ドラマ  いま、高関健&東京シティ・フィルへの注目度が増している。高関の常任指揮者就任披露となった昨年4月のスメタナ「わが祖国」以来、音楽的な充実度の高い公演が続き、特に今年5月のシベリウスの交響曲第7番とマーラー「大地の歌」では、この難プログラムの美感を精緻かつ的確に描いた、密度の濃い…

インタビュー〜ソフィー・コッシュ(マルグリート役)その2

●久しぶりの来日に期待 ーーコッシュさんはしばらく来日されてないと思うのですが、前回いらしたのはいつでしょうか? コッシュ(以下K):15年前に、ズビン・メータ指揮のバイエルン州立歌劇場の来日公演の時に、東京文化会館で「フィガロの結婚」のケルビーノ役を歌ったのが唯一の来日です。それ以後も、「ばらの騎士」など何度かお話は…

インタビュー〜ソフィー・コッシュ(マルグリート役)その1

●ベルリオーズの「ファウストの劫罰」について ーーベルリオーズの「ファウストの劫罰」のマルグリートはよく歌っている役ですか? コッシュ(以下K):それほど多くは歌っていません。この作品は本来「オペラ」ではないので、舞台で演出するのが難しいのです。演奏会形式では14年前に、フランスの名指揮者ミシェル・プラッソンとスペイン…

《ファウストの劫罰》入門〜作品の魅力を知るために〜その2

〜“聴きどころ”と演奏の“聴き比べ”の魅力 「ファウストの劫罰」 〜“聴きどころ”と演奏の“聴き比べ”の魅力  「ファウストの劫罰」は、フランスの革新的作曲家ベルリオーズ(1803〜69)の代表作のひとつ。斬新な「幻想交響曲」をベートーヴェンの死の僅か3年後に発表した彼は、色彩的な管弦楽法を用いた交響的大作や「標題音楽…

《ファウストの劫罰》入門〜作品の魅力を知るために〜その1

『ファウスト』について 文学としての魅力、そして後世への影響 この9月、奇しくも首都圏の2つのオーケストラがベルリオーズ畢生の大作、劇的物語《ファウストの劫罰》をほぼ同時期に演奏する。ストーリー、音楽ともに魅力溢れる傑作ながら大規模な作品ゆえ、上演される機会は少ない。この作品を異なるオーケストラで聴き比べながら存分に楽…

《ファウストの劫罰》入門〜作品の魅力を知るために〜PDF版

この9月、奇しくも首都圏の2つのオーケストラがベルリオーズ畢生の大作、劇的物語《ファウストの劫罰》をほぼ同時期に演奏する。ストーリー、音楽ともに魅力溢れる傑作ながら大規模な作品ゆえ、上演される機会は少ない。この作品を異なるオーケストラで聴き比べながら存分に楽しむ、千載一隅のチャンス到来だ! ※画像をクリックするとより鮮…

開幕目前!新国立劇場の新制作《椿姫》稽古場レポートvol.2

 昨日、5月10日(日)に開幕する新国立劇場の新制作オペラ、ヴェルディ《椿姫》のコンセプト説明や稽古初日の様子をご紹介しましたが、リハーサル室での稽古を経て昨日、いよいよ舞台での稽古が始まりました。  こちらでは、少しだけその様子をご紹介します。 ※メイク、衣裳、照明、セットその他、本番とは一部異なります。ご了承くださ…