Tag Archive for 佐東利穂子

勅使川原三郎 アップデイトダンス No.69『トリスタンとイゾルデ』

1時間に凝縮された“愛の死”の世界  《トリスタンとイゾルデ》は演奏時間4時間超えのオペラだが、勅使川原三郎による佐東利穂子とのダンス版はこの世界を1時間に凝縮してみせる。勅使川原は、トリスタンとイゾルデの互いへの強い「憧れ」と、その完全な達成の(不)可能性にフォーカスする。ほかの人々や社会的な軛が消えた世界でふたりき…

庄司紗矢香(ヴァイオリン)

勅使川原さんのダンスにマラルメの詩に共通するものを感じます  庄司紗矢香は挑戦する表現者だ。創作への情熱は、演奏の分野にとどまらない。美術にも関心が深く、絵画の個展をひらき、現在は映像作品を中心に創作を行っている。  「視覚のインタープリテーションは、音楽のインタープリテーションと同じで常に変わりゆくもの。創っていくプ…

【会見レポート】勅使川原三郎が4月より愛知県芸術劇場の芸術監督に就任

 ダンサー、振付家の勅使川原三郎が、4月より愛知県芸術劇場の芸術監督に就任する。任期は2024年3月までの4年間。1月30日、勅使川原のほか、愛知県文化振興事業団理事長の菅沼綾子、同劇場館長の丹羽康雄が登壇し、勅使川原の拠点である東京・荻窪のカラス・アパラタスにて会見を行った。  中部圏を代表する芸術文化拠点、愛知県芸…

【本日初日!新作・世界初演】芸劇dance 勅使川原三郎『月に憑かれたピエロ』 『ロスト・イン・ダンス―抒情組曲―』

新ウィーン楽派の深遠な世界観をダンスで表現 *11月30日に行われたドレスリハーサルを終えて勅使川原三郎よりコメントと写真を追加しました。  世界のダンスファンで、勅使川原三郎の名を知らぬ者はない。一年の多くを海外で過ごし、自作公演に加えてパリ・オペラ座バレエ団への振付や、欧州有名歌劇場へのオペラ演出も多数。その高い評…

近藤 譲、佐東利穂子らが芸術選奨文部科学大臣賞を受賞

 平成29年度(第68回)芸術選奨の贈呈式が3月13日、東京都内で行われた。音楽部門では、作曲家の近藤譲が文部科学大臣賞を、指揮者の杉山洋一が文部科学大臣新人賞を受賞した。また、舞踊部門では、ダンサーの佐東利穂子が文部科学大臣賞を、バレエダンサーの福岡雄大が文部科学大臣新人賞を受賞した。 (2018.3/13 東京都内…

勅使川原三郎にフランス芸術文化勲章「オフィシエ」

 振付家・ダンサーの勅使川原三郎が、フランス文化省よりフランス芸術文化勲章「オフィシエ」を受章した。8月24日、東京芸術劇場で上演された新作『月に吠える』初日終演後、舞台上で叙勲伝達式が行われ、フランス大使館のピエール・コリオ文化参事官より勲章が授与された。 (2017.8/24 東京芸術劇場プレイハウス Photo:…

勅使川原三郎(演出家・振付家・ダンサー)× 佐東利穂子(ダンサー)

多重・多層的な『月に吠える』となるはずです  『月に吠える』をやりたい。勅使川原三郎はふとおもう。その後、萩原朔太郎のその詩集刊行から100年に、偶然、気づく。ひとつのシンクロニシティがおこっている。 「明治になった、外国文化が入ってきた、侍がいなくなった――江戸時代から明治時代の変化は革命期だったし、混乱期でもあった…

第48回サントリー音楽賞・第16回佐治敬三賞贈賞式

 2016年度のサントリー音楽賞および佐治敬三賞の贈賞式が6月26日に都内で行われ、第48回サントリー音楽賞を受賞したピアニストの小菅優と、第16回佐治敬三賞を受賞した雅楽演奏団体「伶楽舎」のメンバーが出席した。 (2017.6/26 東京都内 Photo:J.Otsuka/Tokyo MDE)  ベートーヴェンのピア…

世田谷パブリックシアター開場20周年記念公演 勅使川原三郎『ABSOLUTE ZERO 絶対零度 2017』

勅使川原の美学が結晶化された名作、待望の再演  世界のダンス・シーンの最前線に立ち続ける鬼才、勅使川原三郎。その活動は近年ますます意欲的だ。発想を形にする貴重な実験場、作品のインキュベーターの役割を果たすアパラタスにおける公演でさえ常に完成度が高く、観客の眼差しのなかで燃焼しつくすその姿は崇高ですらある。国際的にも評価…

勅使川原三郎 シアターX公演『トリスタンとイゾルデ』

 年頭からリムスキー=コルサコフ作曲『シェラザード』で濃密なデュエットを繰り広げて感銘を与えた勅使川原三郎と佐東利穂子。その直後、勅使川原と佐東は渡欧し、パリ・オペラ座の2017/18シーズン発表会見に出席、10月にバレエ団に振り付けする新作(音楽:エサ=ペッカ・サロネンのヴァイオリン協奏曲、演奏:諏訪内晶子)への意気…