Tag Archive for テューバ

【CD】山本裕之作品集 輪郭主義

 ある楽器がピアノの音に対して四分音をぶつけると、なぜか本来調律が固定されているはずのピアノの音が狂ったように「ずれて」聴こえる。この現象の追求のため山本裕之がベリオの「セクエンツァ」シリーズよろしく様々な楽器を用いて不定期な連作としたのが「輪郭主義」。実際、これを聴くと相当にたまげる。楽器によってその“狂い具合”に差…

ブラス・ユナイテッド(金管アンサンブル)

欧州名門の粋を集めた新ユニット  これは間違いなく注目のグループだ。2015年5月にオランダでデビューした「ブラス・ユナイテッド」が、3月に初来日を果たす。いま世界最注目のトロンボーン奏者であるロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席J.v.ライエンが、信頼厚いメンバーを結集したこのアンサンブル。トランペットはフランス国立放…

明日を担う音楽家たち 文化庁在外研修の成果

新世代のきらめく才能をコンチェルトで聴く  音楽界の未来を拓く若手演奏家たちが、文化庁の新進芸術家海外研修制度による研鑽の成果を披露する『明日を担う音楽家たち』。今回は、川田修一(トランペット)、宮西純(テューバ)、大野若菜(ヴィオラ)、上村文乃(チェロ)、入江一雄(ピアノ)という5人の俊英たちが、大井剛史指揮の新日本…

第14回 東京音楽コンクール 優勝者&最高位入賞者コンサート

将来有望な若き才能たちの競演  これまで国内外で活躍する多くの音楽家を輩出してきた東京音楽コンクール。各部門に外国人審査員を迎えるなど新たなスタートを切った昨年に続き、今年も大きな変化を迎えた。金管部門でテューバが審査対象に加わり、最高位入賞者もテューバから出たのである。さらに声楽とピアノ部門では、初の韓国人優勝者の登…

カナディアン・ブラス

“最強”の金管アンサンブルがやってくる!  世界中で抜群の知名度を誇る人気金管五重奏団、カナディアン・ブラスが11月に来日。46年の歴史の中で幾度もの変遷を経てきた彼ら。結成当時から残る重鎮テューバのチャック・デーレンバックはバロックからジャズに至る膨大なレパートリーの要。トランペットは今やグループの顔となるムードメー…

エイステイン・ボーツヴィック(テューバ)

テューバに限界はない!  「彼はヴァイオリンで成し得ることをテューバでもやってみせた」と英国紙に賞された、同楽器の“世界唯一のソリスト”エイステイン・ボーツヴィックが、今夏マスタークラスとコンサートを行う。1966年ノルウェー生まれの彼は、シカゴ響の伝説的な奏者ジェイコブス等に師事。91年ジュネーヴ国際音楽コンクールで…

銀座ぶらっとコンサート #108 ワーヘリ(外囿祥一郎&次田心平)

銀座に輝く“世界遺産”級の響き  「世界遺産=ワールド・ヘリテージ」略して「ワーヘリ」。凄いネーミングだが、ユーフォニアムの第一人者・外囿祥一郎と、読響のテューバ奏者・次田心平が2013年から組んでいる、まさしく“世界遺産並み”に貴重なユニットだ。今回彼らは、王子ホールが行う平日昼下がりの気軽なコンサート『銀座ぶらっと…

オルガン クリスマス・コンサート 「聖夜の贈り物」

オルガンと金管が醸す敬虔にして華麗なる響き  最高のクリスマス・プレゼントになるだろう。神奈川県民ホール小ホールは、40年前、日本の公共ホールとして初めてパイプオルガンを設置した。東京芸術劇場副オルガニストを務める川越聡子が弾く、この名器(ドイツのヨハネス・クライス社製)と、読売日本交響楽団首席の日橋辰朗(ホルン)をは…

尾高忠明(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

十八番のイギリスものとシューベルトの高貴な味わい  今年3月に札響音楽監督の任期を終えた尾高忠明の在京オーケストラへの出演が続いている。桂冠指揮者などの肩書きを持つ東京フィル、N響、読響へ登場したほか、新日本フィルや東京シティ・フィルの定期演奏会に客演し、得意のイギリス音楽やシベリウスの作品を披露した。この12月には約…

ワーヘリ〈外囿祥一郎(ユーフォニアム)&次田心平(テューバ)〉

“世界遺産”級のデュオ、日本初登場!  ユーフォニアムの第一人者・外囿祥一郎と読売日響のテューバ奏者・次田心平が、新ユニット「ワーヘリ」を結成。CD『スマイル』をリリースし、コンサートも行う。 「今年3月に兵庫で2人のワンコイン・コンサートをやったら大ホールが満席になった。そこで色々な可能性があるな…と話が進み、この夏…