Tag Archive for ギター

福田進一(ギター)& 松本美和子(ソプラノ)

名手たちに愛されるホールで繰り広げられる華麗なる祝宴  現在は屈指の室内楽ホールとして知られるようになったHakujuホール。2003年10月、渋谷や原宿の街からも近く、目の前には代々木公園の緑が広がるという東京都心の富ヶ谷で産声を上げた。しかも当時はまだ珍しかった300席というサイズの室内楽・リサイタルホールであり、…

【CD】テリュール/徳永真一郎

 ギター音楽愛好家の間では既にその逸材ぶりが轟いている徳永真一郎。福田進一プロデュースによる待望のデビューアルバムが登場。その凝ったプログラミングからしてありきたりなアルバムとは違った気概を感じさせるが、何より演奏が秀逸の極み。1曲目のR.S.デ・ラ・マーサの「サパテアード」での個々の音の粒立ちの見事さと歌い回しの絶妙…

マリア・エステル・グスマン(ギター)

 時に情熱的に、時に静謐に。しなやかな音楽創りで世界中の聴衆を魅了、「ギター界の女王」と称されるスペインの名手、マリア・エステル・グスマンが、グラナドスやアルベニスを軸に、珠玉の傑作へ対峙した新アルバム『アンダルーサ』をリリースした。「美しい作品と純粋で美しい音を楽しんでほしい。聴き手が私の演奏を一味違うと感じて、感動…

【CD】アンダルーサ/マリア・エステル・グスマン

 多数のコンクールで優勝、2012年にはセゴビア賞のメダルを授与され、「ギター界の女王」と称えられるグスマン。セビーリャ生まれの彼女があえて母国の名品に取り組んだアルバムは、華美にならない重めの音色、地に足がついたコードの響き、隅々まで考え抜かれた解釈で構築されている。そこにカラッとした空気感や絶妙なリズム感も妙味とし…

荘村清志(ギター)

“レジェンド”とゲストが織り成す特別な時間  現代ギター界を引っ張り続ける荘村清志。昨年3月にシンガーソングライターさだまさしとの共演でスタートしたのが、2019年のデビュー50周年に向けたゴージャスな記念企画「荘村清志スペシャル・プロジェクト」。その第2弾は、ヴァイオリンの古澤巌、アコーディオンのcoba、テノールの…

【CD】ポンセ作品集 カンシオン・メヒカーナ/福田進一

 マヌエル・ポンセ没後70年を記念してのアルバム。作風の変遷を体感することのできる目配りに富んだプログラミングだが、演奏もまた磐石の一語。「組曲イ短調」サラバンドでの板についた歌い口、「3つのメキシコ民謡」で聴かせる細かい走句にまで正確で神経の通った奏楽、「ソナタ第3番」での明晰な造形と力強さ…。セゴビアにあやかってヘ…

朴 葵姫(ギター)

委嘱新作を得てギターの魅力がより多彩に  その美しい音色で聴衆を魅了するギター界の若きホープ、朴葵姫が最新録音と連動したリサイタルを開く。テーマは「ギタリストがギタリストのために書いた曲」。今回、焦点が当てられるのは現役で活躍するギタリストによる作品である。 「まだ収録したことのない現代の傑作をとりあげようと考えました…

荘村清志(ギター)

自分の表現の幅の拡がりを実感できて楽しい  日本クラシック・ギター界の最前線で活躍を続ける荘村清志。満70歳を迎える誕生日当日の10月13日、紀尾井ホールで記念リサイタルを開く。幕開けはまず、アルベニスやタルレガなど、荘村の“ルーツ”であるスペインの作品から。 「『アルハンブラ』などは何回弾いたか数えきれません。でも、…

ペペ・ロメロ(ギター)

ギター界の巨匠が贈る魅力溢れる2プログラム  “クラシック・ギター界のレジェンド”が、再び来日を果たす。今年で73歳を迎えた現代最高の巨匠、ペペ・ロメロ。親交も深かったドイツの名工、ハウザー2世の製作した銘器で、バッハなどドイツ作品を軸に披露する『ハウザーのゆうべ』(9/22)と、巨匠の息子であるペペ・ロメロJr.が製…

福田進一(ギター)& 三舩優子(ピアノ)

豪華ゲストと奏でるラテン音楽のリズムと熱気  ギター音楽に特化したユニークな都心の音楽祭として、今年12回目を迎える『Hakuju ギター・フェスタ』。荘村清志と福田進一がプロデューサーを務め、毎回テーマや出演ギタリスト、委嘱作品などが話題となるのだが、今年はギター曲の宝庫であるラテンアメリカに焦点が当てられる。多彩な…