Tag Archive for ギター

【CD】ギター・トラベローグ/富川勝智&藤澤和志&酒井良祥

 タイトルにある通り、これはまさにギターによる「旅」であり、「対話」だ。リズム、メロディ、ハーモニーを1人で操れるのが、この楽器の本来の魅力のはず。が、日本のギター界をリードする3人の名手たちは、あえてアンサンブル楽器としての可能性を追究。元より数少ないギタートリオのためのオリジナル作品を蒐集してみれば、自ずと年代は近…

伊藤ゴロー(ギター)& 村治佳織(ギター)

 ボサノヴァ・ギタリスト、作・編曲家、アルバム・プロデューサーとして多彩な活躍をみせる伊藤ゴロー。彼が村治佳織を迎えて行うコンサート「GORO ITO meets KAORI MURAJI〜BOSSA NOVA Special Night〜」がヤマハホールで開催される。2017年にリリースされた伊藤プロデュースのアルバ…

【CD】オブリビオン/小暮浩史

 福田進一プロデュースによるマイスター・ミュージックの「ギター・ディスカバリー・シリーズ」第4弾は第1弾の小暮浩史が再登場。標題曲であるピアソラの「オブリビオン」、そして「リベルタンゴ」をディアンスが、R.ド・ヴィゼーの組曲やスカルラッティのソナタを小暮が編曲したバージョンが収録されていたり、とその曲目にはありきたりで…

小暮浩史(ギター)

美しき音色で綴るギター音楽のアンソロジー  昨年開かれた東京国際ギターコンクールで優勝した実力派奏者の小暮浩史が、5年ぶり、2枚目となるアルバム『オブリビオン』を発表する。「愛奏する作品で録音するのが、自分なりの切り口になるのでは」と、バロックから現代まで、6人の作曲家による多彩な名品を収録。「クラシックギターの魅力は…

福田進一(ギター)& 松本美和子(ソプラノ)

名手たちに愛されるホールで繰り広げられる華麗なる祝宴  現在は屈指の室内楽ホールとして知られるようになったHakujuホール。2003年10月、渋谷や原宿の街からも近く、目の前には代々木公園の緑が広がるという東京都心の富ヶ谷で産声を上げた。しかも当時はまだ珍しかった300席というサイズの室内楽・リサイタルホールであり、…

【CD】テリュール/徳永真一郎

 ギター音楽愛好家の間では既にその逸材ぶりが轟いている徳永真一郎。福田進一プロデュースによる待望のデビューアルバムが登場。その凝ったプログラミングからしてありきたりなアルバムとは違った気概を感じさせるが、何より演奏が秀逸の極み。1曲目のR.S.デ・ラ・マーサの「サパテアード」での個々の音の粒立ちの見事さと歌い回しの絶妙…

マリア・エステル・グスマン(ギター)

 時に情熱的に、時に静謐に。しなやかな音楽創りで世界中の聴衆を魅了、「ギター界の女王」と称されるスペインの名手、マリア・エステル・グスマンが、グラナドスやアルベニスを軸に、珠玉の傑作へ対峙した新アルバム『アンダルーサ』をリリースした。「美しい作品と純粋で美しい音を楽しんでほしい。聴き手が私の演奏を一味違うと感じて、感動…

【CD】アンダルーサ/マリア・エステル・グスマン

 多数のコンクールで優勝、2012年にはセゴビア賞のメダルを授与され、「ギター界の女王」と称えられるグスマン。セビーリャ生まれの彼女があえて母国の名品に取り組んだアルバムは、華美にならない重めの音色、地に足がついたコードの響き、隅々まで考え抜かれた解釈で構築されている。そこにカラッとした空気感や絶妙なリズム感も妙味とし…

荘村清志(ギター)

“レジェンド”とゲストが織り成す特別な時間  現代ギター界を引っ張り続ける荘村清志。昨年3月にシンガーソングライターさだまさしとの共演でスタートしたのが、2019年のデビュー50周年に向けたゴージャスな記念企画「荘村清志スペシャル・プロジェクト」。その第2弾は、ヴァイオリンの古澤巌、アコーディオンのcoba、テノールの…

【CD】ポンセ作品集 カンシオン・メヒカーナ/福田進一

 マヌエル・ポンセ没後70年を記念してのアルバム。作風の変遷を体感することのできる目配りに富んだプログラミングだが、演奏もまた磐石の一語。「組曲イ短調」サラバンドでの板についた歌い口、「3つのメキシコ民謡」で聴かせる細かい走句にまで正確で神経の通った奏楽、「ソナタ第3番」での明晰な造形と力強さ…。セゴビアにあやかってヘ…