地元の音楽大学のオーケストラの出演も本音楽祭の大きな特徴。実は演奏水準もすこぶる高い。洗足学園音楽大学は本格的なバレエ・ガラ公演が独自の魅力。日本を代表する3つのバレエ団が顔を揃えるのも、各団と提携したバレエコースのある同大学ならではだ。グラズノフの「ライモンダ」、ボロディンの「イーゴリ公」、ドリーブの「コッペリア」から、見せ場を20~30分ずつまとめた構成も、通常のバレエ・ガラとはひと味異なる楽しみが横溢。快活でメロディアスなプログラムは、オーケストラ公演としても魅力十分だ。ここは、日本を代表する名匠・秋山和慶のもとで放たれる若者たちのフレッシュなエネルギーと、華やかなバレエの世界を満喫しよう!
文:柴田克彦
【Information】
フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2021
洗足学園音楽大学
大好評!本格バレエ・ガラが帰ってくる
2021.7/30(金)18:30 ミューザ川崎シンフォニーホール
(17:30開場)
指揮:秋山和慶(洗足学園音楽大学 芸術監督)
バレエ:谷桃子バレエ団、東京シティ・バレエ団、牧阿佐美バレヱ団、洗足学園音楽大学バレエコース学生
管弦楽:洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団
プログラム
グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」から
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から
ドリーブ:バレエ音楽「コッペリア」から
●ホール座席券
S席 | A席 | |
一般 | 1,200円 | 800円 |
※未就学のお子さまはご入場いただけません。
●オンライン鑑賞券
一般 500円
友の会 500円
ライブ+アーカイブ配信
※アーカイブ配信は翌々日正午より開始
※ライブ配信は開場時間より開始
*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=2917
特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2021
昨年、コロナ禍において先陣を切って行われた大規模音楽祭、フェスタサマーミューザKAWASAKI。感染対策を徹底し会場に観客を入れ(1/3ほどに制限)、全公演のライブ配信も行った。あの時期に1人の感染者も出さず、17回におよぶオーケストラ公演を行ったことは世界的に見ても大きなチャレンジかつ実績となった。そのサマーミューザ、今年は20公演とさらにパワーアップして7月22日から8月9日まで開催される。9つの首都圏のオーケストラに加え、オーケストラ・アンサンブル金沢と京都市交響楽団が加わった豪華ラインナップ。もちろん今年も 生音+生配信。サマーミューザおなじみの人気企画、プレトークやプレコンサートの模様もライブ配信されるので、全国どこからでも音楽祭を楽しめる。暑い夏に熱いパフォーマンスを期待したい。