いま旬の歌手たちが人気作の魅力をギュッと凝縮して届ける
各地で好評を博してきた、初心者から“通”まで楽しめる人気オペラのハイライト・コンサート。府中の森芸術劇場では《愛の妙薬》《椿姫》に続き今回の《ラ・ボエーム》が第3弾。
昨年11月に発売したソロアルバム『R.シュトラウス 4つの最後の歌』でも高い評価を得た天羽明惠(ソプラノ)をミミ役に、府中出身でユニット「IL DEVU(イル・デーヴ)」での活躍も目覚ましい望月哲也(テノール)をロドルフォ役に据え、ミラノやルガーノで実力を磨いた二期会期待の種谷典子(ソプラノ)がムゼッタ役を、井上道義 × 野田秀樹《フィガロの結婚》のフィガ郎など独自性の強い作品で圧倒的な存在感を示す大山大輔(バリトン)がマルチェッロ役を務める最強の布陣。古藤田みゆきのピアノ伴奏で、オーケストラによる上演よりも敷居が低いのも魅力。もちろん作品の見どころ&聴きどころや登場人物の心情などを“ぺらぺら”と解説してくれるナビゲート役・朝岡聡の名調子にも大いに期待できる!
文:東端哲也
(ぶらあぼ2021年5月号より)
2021.6/13(日)15:00 府中の森芸術劇場 ウィーンホール
問:チケットふちゅう042-333-9999
http://www.fuchu-cpf.or.jp/theater/