NHK交響楽団が2020-21シーズン(2020年9月〜21年6月)定期公演のプログラムを発表した。シーズン開幕は、首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィによるマーラーの交響曲第3番(2020.9/12,9/13)。ヤルヴィはその他、オール・バルトーク・プロ(9/18,9/19)、ブルックナーの交響曲第0番&ヒンデミット「画家マティス」(21.6/16,6/17)など、就任6年目のシーズンは7演目14公演に登場する。
93歳での来日となる桂冠名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットは、ドヴォルザークの第8番(20.10/17,10/18)、ブラームスの第4番(10/28,10/29)、シベリウスの第5番(10/22,10/23)と、3つの交響曲で円熟の境地を聴かせる。
近年レギュラーで客演し、楽団と相性の良さを見せているトゥガン・ソヒエフが当シーズンも登場。ショーソンの交響曲(21.1/22,1/23)、ブラームスの交響曲第1番(1/27,1/28)の仏・独プロを聴かせる。その他の客演陣では、N響初登場となるマイケル・ティルソン・トーマスがマーラーの交響曲第6番「悲劇的」(20.11/20,11/21)、自作の「エミリー・ディキンソンの詩」やコープランドの交響曲第3番(11/25,11/26)など2演目4公演を振る。スウェーデンのオルフェイ・ドレンガル男声合唱団を迎え、井上道義がタクトを執るショスタコーヴィチの第13番「バビ・ヤール」も話題を呼ぶことは必至(12/5,12/6)。このほか、ウラディーミル・フェドセーエフ、ファビオ・ルイージなどが登場する予定。
ソリスト陣は、スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)ほか豪華な顔ぶれが並んだ。また、11月半ばの定期では、10月のショパン国際ピアノコンクール最高位受賞者が早くも登場し、ソリストを務める。新星の登場が楽しみだ。
NHK交響楽団
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