2020年7月17日から21日までの5日間、サントリーホールで開催される「こども音楽フェスティバル」の記者会見が11月12日、サントリーホール ブルーローズで行われた。登壇者はソニー音楽財団理事長・加藤優、サントリー芸術財団代表理事・堤剛の2名。
(2019.11/12 サントリーホール ブルーローズ Photo:M.Suzuki/Tokyo MDE)
このフェスティバルは、ソニー音楽財団とサントリー芸術財団が主催して行なわれる、こどもを対象とした大規模なクラシック音楽の祭典で、こどもの年齢に合わせて趣向を凝らしたプログラムが企画されている。加藤は「この音楽祭は、これまで、こども向けのコンサートや教育プログラムなど様々な活動を行ってきた当財団の35年間の集大成。若い世代にクラシック音楽の素晴らしさを感動を持って味わってもらいたい。間口を広く、敷居を下げて多くの方に楽しんでもらえるよう、入門者向け企画や参加型のワークショップ、本格的なフルオーケストラなどたくさんのプログラムを準備している」と述べた。こどもの対象年齢は0才〜、3才〜6才、小学生以上向け、中学生以上向けと区分されており、さらに年齢制限無しの無料コンサートを加えた20の公演が予定されている。
また、チェリスト・指揮者・教育者として高名な故 齋藤秀雄から教えを受けた堤は「齋藤先生の教えは、いまでも自分の中で生きている。小さいうちから良い音楽を聴き、本物を知り直接触れてもらうことで、豊かで幅広い心を持った人生を歩んでほしい」と希望を語った。
現在発表されている出演者は、小林研一郎(指揮)、小山実稚恵(ピアノ)、堤剛(チェロ)、原田慶太楼(指揮)、宮田大(チェロ)の5名だが、国内外から300名以上の演奏家が出演する。チケットの価格は1,000円〜2,000円程度で、2020年4月発売を予定している。
こども音楽フェスティバル
http://www.kofes.jp/