2019年に第15回を迎える「東京・春・音楽祭 —東京のオペラの森—」は、バイロイト音楽祭との提携で「子どものためのワーグナー」を同年より上演することを決定した。「バイロイト音楽祭2018」開幕前日に現地バイロイトで行われた記者会見で、総監督カタリーナ・ワーグナーより発表された。
「子どものためのワーグナー」はワーグナーのオペラを短縮し、子どもでも分かりやすいように内容を再構成して上演するもので、バイロイトではカタリーナ・ワーグナーによって09年から行われている。これまでに《さまよえるオランダ⼈》《タンホイザー》《ニーベルングの指環》《トリスタンとイゾルデ》《パルジファル》などがバイロイト音楽祭期間中に上演されており、今年は《ニーベルングの指環》(新制作)が上演された。本プロジェクトのドイツ国外での実施は、今回が初めてとなる。
東京・春・音楽祭では、10年より「東京春祭ワーグナー・シリーズ」と題し、ワーグナーのオペラを演奏会形式で上演している。19年は《さまよえるオランダ⼈》、20年は《トリスタンとイゾルデ》の上演がすでに決定しており、「子どものためのワーグナー」でも同シリーズ演⽬を上演する。詳細は今年10月頃に発表予定。
●東京・春・音楽祭 —東京のオペラの森2019-
子どものためのワーグナー《さまよえるオランダ⼈》
⽇程:2019年3⽉下旬(5公演を実施予定)
会場:三井住友銀⾏東館ライジング・スクエア1階 アース・ガーデン
提携:バイロイト音楽祭 / BF Medien GmbH
※「子どものためのワーグナー《さまよえるオランダ人》」の日時・出演者・料金等の詳細は、東京・春・音楽祭2019のラインナップ発表と合わせて2018年10月頃発表予定。
●「子どものためのワーグナー」予定演目
2019年 《さまよえるオランダ⼈》
2020年 《トリスタンとイゾルデ》
東京・春・音楽祭 —東京のオペラの森—
http://www.tokyo-harusai.com/