雅楽の地平を切り拓く東儀秀樹とのコラボも
平成元年(1989年)に始まり我が国唯一のハープ音楽祭として歩みを重ねてきた「国際ハープフェスティバル―草加市」が、今年も国内外の優れた演奏家を迎えて開催される。
11月15日のメインコンサートではベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で教鞭を執る世界的ハーピスト、シヴァン・マゲンが来日、ニューヨーク・タイムズ紙が「ハープという楽器への固定観念を打ち砕く」と評した技巧を披露する。また日本ハープ界を牽引する井上美江子、国際的な活躍を続ける福井麻衣らが、デビュー30周年を迎えるベテラン雅楽師・東儀秀樹と共演する。雅楽を礎としながら多ジャンルとの共演を通して伝統を進化させてきた東儀がハープと生み出す新たな音楽世界も聴きどころ。マゲン指揮による10台以上のハープアンサンブルが織りなす壮麗な音のシャワーも特別な体験をもたらすだろう。著名なハーピストを輩出してきた「草加-日本 国際ハープコンクール」(フェスティバルと同時開催)優勝者の演奏も披露され、未来を担う若い才能にも光が当てられる。

フェスティバルには他に近隣各地で行われるスポットコンサート、レバーハープの体験教室、ハープがヴォーカルやヴァイオリンとコラボする低年齢向けのコンサート、市内の小学校への出張コンサートなど、プロフェッショナルが地域文化と交わる多彩なプログラムが用意されている。
会場となる草加市文化会館の傍らには、『おくのほそ道』ゆかりの国指定名勝・草加松原の美しい松並木が広がる。秋色に染まる草加の街並みを楽しみつつ、世界水準のハープ演奏の多彩な魅力を味わいたい。

文:江藤光紀
【Information】
国際ハープフェスティバル2026-草加市
メインコンサート
2026.11/15(日)13:30 草加市文化会館
〇プログラム
13:30~
●「第36回 草加-日本 国際ハープコンクール 2026」表彰式
14:00~
●「第36回 草加-日本 国際ハープコンクール 2026」優勝者による演奏
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●ハープソロ シヴァン・マゲン
ブラームス:間奏曲
ルニエ:幻想的バラード 他
●篳篥・笙 東儀秀樹
カッチーニのアヴェ・マリア
東儀秀樹:夢路まどか、君がくれた翼 他
●雅楽器とハープの共演 東儀秀樹&ハープ
(共演:井上美江子、福井麻衣)
●ハープアンサンブル 菊の花フェスティバルアンサンブル/菊の花インターナショナル・ジュニアアンサンブル
(指揮:シヴァン・マゲン)
増田宏三:菊の花のまつり(「国際ハープフェスティバル1989-草加市」のために作曲)
●草加市レバーハープ・アンサンブル
(指揮:田中淳子)
ヴェルディ:乾杯の歌
アイルランド民謡:ダニー・ボーイ
問:草加市文化会館048-931-9325
https://soka-bunka.jp/harpfestival/
※メインコンサートのほか、各種プレイベントが9月28日(月)から開催。詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。


