
群馬交響楽団と高崎芸術劇場による連続シリーズ「GTシンフォニック・コンサート」。毎回、多彩なゲストとの共演が聴きどころの人気企画だ。今年度の第4弾は、管楽器の世界的名手たちで構成されるアンサンブル・ウィーン=ベルリンを迎え、モーツァルトの協奏曲5曲を一挙に演奏するという贅沢かつ大胆な公演となる。
同アンサンブルは1983年にウィーン・フィル、ベルリン・フィルほかのソリストたちで結成され、長らく世界中に極上の響きを提供してきたドリーム・チームだ。世代交代により、現在はウィーン・フィルのソロ・フルート奏者のカール=ハインツ・シュッツ、ベルリン・フィル首席ホルン奏者のシュテファン・ドールら、人気と実力を兼ね備えた名プレイヤーたちが顔を揃える。2015年、17年、19年、24年に日本ツアーを成功させており、老若男女を問わず幅広いファン層からの支持を集めている。
奇しくも6月にはモーツァルトのフルートとハープのための7作品が新たに発見されて話題となったが、彼がいかに管楽器にも通じており、重要な作品を残してくれていたかを我々は再認識することとなった。とくにその真髄といえる管楽協奏曲(オーボエ、フルート、ホルン、ファゴット、クラリネット)を5人の名手の独奏で一度に味わい、じっくりその魅力に浸れる本公演の価値は一層高まったといえるだろう。群馬交響楽団の熱演にも期待が持てる。創意と工夫に満ちた熱い公演を打ち出し続ける同楽団の躍進ぶりには要注目だ。
文:近松博郎
群馬交響楽団 × 高崎芸術劇場 GTシンフォニック・コンサート vol.4
群響 × アンサンブル・ウィーン=ベルリン
2026.9/19(土)14:00 高崎芸術劇場
問 高崎芸術劇場チケットセンター 027-321-3900
https://takasaki-foundation.or.jp

