祝・25回！ 東京ヴィヴァルディ合奏団が贈る心あたたまるクリスマスコンサート

ゲストは宝塚のレジェンド、元トップスター・安奈淳！

　60年を超える歴史を持つ東京ヴィヴァルディ合奏団は、ヴィヴァルディの作品を柱に、バロックから現代まで幅広いレパートリーを持つ歴史ある室内アンサンブル。創立以来、弦楽五部とチェンバロの12名編成で活動を行っている。年間を通して様々なシリーズを展開しているが、中でも12月に行われる「ファンタジックなクリスマス」は特に人気が高く、毎年足を運ぶファンも多い。25回目となる今年は、元宝塚歌劇団トップスターで、ミュージカルやソロリサイタルなどで活躍する安奈淳をゲストに迎える。安奈といえば、『ベルサイユのばら』のオスカル役をはじめ70年代の宝塚を代表するトップスターで、2014年には「宝塚歌劇の殿堂」の最初の100人のひとりとして殿堂入りを果たしているほどのレジェンド。そんな彼女が歌う〈ホワイト・クリスマス〉や〈愛の賛歌〉は、コンサートをロマンティックに彩ってくれることだろう。

　バッハの「主よ人の望みの喜びよ」やヴィヴァルディの「四季」から〈冬〉など、この季節にぴったりのクラシック作品から、アンダーソン「クリスマス・フェスティヴァル！」、ブリッジのクリスマス舞曲「ロジャー・ド・カヴァリー卿」（「蛍の光」のメロディが登場する）、フランシス・レイ「オーベルヴィリエのノエル」といったクリスマス・ナンバーも東京ヴィヴァルディ合奏団の演奏で披露。クリスマス・ベルの華やかな音色や、ポジティフ・オルガンの柔らかく温かい響きとともに贈る特別なひとときを、ぜひあなたも大切な人と一緒に過ごしてみてはいかが。

文：室田尚子