ミュージカルになって初上陸！
周囲の偏見と闘いながら、ひたむきにバレエダンサーになる夢を追う少年と、彼を支える家族の物語。日本でも大ヒットを記録した映画『リトル・ダンサー』の舞台版ミュージカルは、トニー賞やローレンス・オリヴィエ賞をはじめ80以上の演劇賞を受賞。現在もロンドンでロングラン上演を行い観客を魅了し続けている。来る12月、その舞台を収録した映像が日本全国で順次公開されることになった。今年9月28日にロンドンで上演された舞台を世界各国にライブ配信したときの映像だ。現役およびこれまでのビリー・エリオット役27人が夢の共演を果たしたこの日限りの特別演出フィナーレもあり、すでに映画をご覧になっている方でも新たな発見があるに違いない。「バレエは女がやるもの」という意識が強かった1980年代にただひたすらにバレエへの情熱を燃やしレッスンに励むビリー少年の姿は、夢に向かって努力することの大切さを教えてくれる。監督・演出は映画版と同じスティーヴン・ダルドリー、音楽はエルトン・ジョンが担当。
文：石村紀子
（ぶらあぼ ＋ Danza inside 2014年12月号から）
TOHOシネマズ日劇 12/5（金）〜12/11（木） ほか順次ロードショー
問：東宝東和03-3556-0333
http://littledancer-m.com