世界の名ピアノを揃えたホール&スタジオがオープン!
再開発が進み日々発展を遂げている街・渋谷に、昨年11月、新たなホール&スタジオが誕生した。ファツィオリのグランドピアノを有する64席のホールと7つのスタジオから成る「SHIBUYA HALL & STUDIO」だ。
株式会社シブガイが運営する「SHIBUYA HALL & STUDIO」は、同社経営の「渋谷外語学院」が入居するビルの5階と4階にある。JR渋谷駅の西口改札より徒歩3分なのでアクセスも抜群だ。
5階には37畳の広さの「渋谷ホール」があり、イタリア・ファツィオリ社のグランドピアノ(モデルF212)が常設されている。ピアノ・リサイタルはもちろん、ピアノ四重奏など、ピアノを使った室内楽にもぴったりのホールだ。1時間¥4,000(税込/利用者10人以下の場合)で、世界の名ピアニストたちにも愛され、注目度が増しているファツィオリのピアノを、音響の整ったスペースで弾くことができるのはなかなか貴重だ。
また、7.2チャンネルサラウンドシステム、レーザープロジェクター、118インチブラックスクリーンなど、最新鋭の機材が揃っており、コンサート以外にもレクチャーなど幅広い用途に対応できる。加えて、このサイズのホールとしては余裕のあるホワイエ・スペースがあるのもうれしい。
ホールと同じ5階にはスタジオが2室あり、それぞれ、スタインウェイのモデルB211(502スタジオ)、とベーゼンドルファーのモデル170(501スタジオ)が備えられている。4階には、ベヒシュタインのモデルB208設置の402スタジオ、ヤマハのC3が設置の401スタジオのほか、ピアノなしの練習スタジオが3部屋がある。401と501の中スタジオは4人程度のアンサンブルまで対応できる広さだ。各スタジオは全体的に清潔感のあるホワイトを基調とし、個別空調を完備。また、練習スタジオとしては珍しく窓のある部屋もあり、開放感のある空間で名器のグランドピアノを弾くことができる。
スタジオもホールと同じく使用料金が非常にリーズナブル。たとえば、スタインウェイのB211設置の502スタジオや、ベヒシュタインのB208設置の402スタジオは1時間¥2,800、ベーゼンドルファーの170設置の501スタジオは1時間¥1,700で借りることができるのだ。
株式会社シブガイ代表取締役の松本太郎さんは、アメリカ留学中、とあるきっかけでスタインウェイのフルコンサートグランドピアノを弾く機会に恵まれ、そのサウンドの素晴らしさに魅了された。「プロの演奏家の方はもちろん、私のように大人になってからピアノを始めた方でも手頃な料金で気軽に、名器と呼ばれる素晴らしいピアノを思う存分弾くことができる施設を作りたい」という、松本さんの想いが結実したのが「SHIBUYA HALL & STUDIO」。まさにユーザーのニーズにしっかりと応えることができる施設である。
取材・文:編集部
(ぶらあぼ2019年9月号より)
SHIBUYA HALL & STUDIO ー渋谷ホール&スタジオー
東京都渋谷区桜丘町15-17 NKG東京ビル
問:03-6427-0115
https://www.shibuyahall.com/