大阪交響楽団が2026‐27定期演奏会のラインナップを発表
手数料無料の電子チケット teketで先行販売中!

山下一史 ©飯島隆

 2026‐27定期演奏会のラインナップを発表した大阪交響楽団が、12月1日よりチケットの先行販売を開始している。
 同楽団は、2022年より常任指揮者 山下一史、ミュージックパートナー 柴田真郁、首席客演指揮者 髙橋直史という指揮者陣に、国内外で活躍するソリストを招いて密度の高い公演を行なっている。特に、今年9月の創立45周年記念の定期演奏会で取り上げたヴェルディの「レクイエム」に代表されるように、近年声楽曲の充実が目覚ましい。
 また今回の先行販売は、電子チケットのteket限定となっている。昨今、高騰している各種手数料が無料で、コンビニ発券の手間も省けるなど利用者が増え続けているチケッティングサービスだ。同楽団でもすでに活用は始めていたが、本格的に導入するのは今回が初となる。
 今シーズンの聴きどころ、そして電子チケットの導入について、同楽団 常務理事・事務局長の赤穂正秀に話を聞いた。

注目は、歌ごころある3人の指揮者陣によるオペラと声楽もの

「まず新シーズン注目していただきたいのは、常任指揮者の山下が取り上げるブラームスのドイツ・レクイエムです(26年10月)。この曲は、くしくも大阪4オケすべての定期演奏会で取り上げることとなったので、それぞれのオーケストラの特徴を生かせる演奏ができればと願っています。ぜひとも4団体、ハシゴして聴き比べていただきたいです。また、同じく山下によるR.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(26年4月)は、楽団として初めて取り組む作品です。大編成のスペクタクルドラマを山下がどのように描くのか、とても楽しみです。
 また、ミュージックパートナーの柴田真郁が就任当初から続けてきた「オペラ演奏会形式」シリーズは早くも第5弾。今回取り上げるのはラヴェルの《スペインの時》、フランスオペラのエスプリをお届けしたいと思います。
 首席客演指揮者の髙橋直史によるプログラムは「音で辿る聖書の世界」と題して、旧約・新約聖書のエピソードから劇的でエキゾチックなドラマを聴かせます。
 ほかにも小林資典は、当楽団で日本デビューした縁があり、2027年1月に満を持して定期演奏会に登場します。プログラムにはロドリーゴのめずらしいピアノ協奏曲(日本初演)を選びました。3年ぶりに定期演奏会へ帰ってくるデリック・イノウエにもご期待ください」

teketの大きなメリットは、お客様の手数料負担がないことです

「teketは既存のプレイガイドと異なり、クレジット決済の場合は手数料がかからないのでお客様にとって大きなメリットとなります。従来であれば、決済手数料・発券手数料、チケット郵送料など含めると1回の決済で1000円近くになることもあります。その手数料すべてが不要となるのは、お客様サービスの大きな改善となります。
 昨今、様々なイベントにおいてチケットレス化が進んでいます。ヨーロッパの演奏会においても場所によってはほぼ100%がチケットレスと聞いています。一方、日本のクラシックコンサートではほとんど進んでいません。一歩前進するためにもteketのシステムを活用したいと思います」

取材・文:編集部

大阪交響楽団
https://sym.jp

teket限定先行販売 2025年12月1日(月)~12月21日(日)