Tag Archive for 福田進一

【CD】音の旅〜夜明けのセレナーデ〜/工藤重典&福田進一

 ライナーによれば1979年からの共演歴を誇る工藤重典と福田進一によるフルートとギターのデュオ作品集、まさに練達の出来栄え。オリジナル曲とアレンジ曲をうまく織り交ぜてまったく退屈させないが、中でもヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ 第5番」のアリアの哀切さに満ちた歌、対照的にショパンの「ロッシーニの主題による変奏曲」で…

【CD】アンソロジー/小林美樹

 「作品へ生命を吹き込むのに大切なのは、“自分は歌っている”と想像すること」。2011年にヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールで2位入賞、幅広い活躍を続ける小林美樹は綴る。“歌”と“踊り”をテーマに、古今東西の名旋律を集めた当盤。剛柔を巧みに操り、凛とした空気感を創出する「序奏とロンド・カプリチオーソ」、旋律の向…

工藤重典(フルート)& 福田進一(ギター)

初共演から41年――気心知れた二人が奏でる心地のよい音の旅  工藤重典と福田進一。フルートとギターの名手二人のデュオ・アルバム『音の旅~夜明けのセレナーデ〜』が10月にリリース。つねに楽しい二人に話を聞いた。 福田「今回のアルバムはごった煮(笑)。あまり冒険的なコンセプトはないです」 工藤「進ちゃんに任せたので、僕はよ…

【CD】バロック・クロニクルズ/福田進一

 集中的にバッハに取り組んだのちに福田進一が挑戦したバロック作品集が本作。イタリアのフレスコバルディからドイツのヴァイス、フローベルガー、そしてフランスのルイ・クープランなどを取り上げ、バロックの伝播の流れが文字通りの国別年代記=クロニクルズという形で見事に結実している。スカルラッティでの上品で柔らかな歌いまわし、ヴァ…

【CD】白鳥の歌 オーボエとギターのための作品集/池田昭子&福田進一

 これは心地よい1枚。音が伸びていくオーボエと、発音したらすぐに消えていくギター。ありそうでなかった組み合わせの妙は意外な発見だが、それを満喫できるのも、オーボエ池田昭子とギター福田進一、トップクラスの名手たちの親密でニュアンス豊かな演奏あってこそ。池田得意のイングリッシュホルンでのシューベルト歌曲は、謙虚な歌い回しに…

池田昭子(オーボエ) & 福田進一(ギター)

リード楽器と撥弦楽器の幸福な邂逅  NHK交響楽団で活躍する一方、室内楽奏者としても活躍するオーボイストの池田昭子。そして、日本を代表するギタリストで、公開中の映画『マチネの終わりに』で演奏監修も担当して話題の福田進一。そんな二人の名手によるアルバム『白鳥の歌』が発表された。優美なオーボエと、鮮烈なギター。全く異なる美…

浜離宮ランチタイムコンサートvol.190 福田進一 ギター・リサイタル

話題の小説と映画で流れる名曲を生で聴く  日本はもちろん世界を舞台に、八面六臂の活躍を続けるギタリスト福田進一が、浜離宮ランチタイムコンサートに登場する。福田は今年3月モスクワでロシア国立スヴェトラーノフ交響楽団と共演、9月にはヨーロッパ・ツアーも行うなど、最近の活動も目覚ましい。  今回のリサイタルでは、バッハ(福田…

【CD】林望&野平一郎:演劇的組歌曲『悲歌集』

 2006年2月に津田ホールにて初演され、「演劇的組歌曲」との副題が添えられた『悲歌集』(林望・原作/作詩、野平一郎・作曲)の初録音。ギターとフルートという切り詰められた伴奏は、抑制された中にも特殊奏法による音色の追求や詩の意味内容を的確にフォローする雄弁さに富み、そしてメゾソプラノとテノールによって展開される「もう失…

横須賀芸術劇場リサイタル・シリーズ56 ギター・カルテット〜福田進一と仲間たち〜

4人で拓く、より新鮮で豊かなフィールド  ギター・カルテットは世界的な潮流となり、日本でも若い世代のグループが増えている今。そのリーダー格として俊英ギタリストたちを率い、演奏の可能性やレパートリーの拡大をし続けているのが福田進一だ。ソリストとして活躍中のギタリストたちが彼のもとへ集い、異なる顔ぶれでカルテットを組むコン…

エドゥアルド・フェルナンデス(ギター)

ギターで辿るドイツとオーストリアの音楽  毎回、新鮮なテーマを切り口に行われるクラシック・ギターの祭典「Hakujuギター・フェスタ」。今年は「音楽の旅〜ドイツ・オーストリア」と題して開催される。そのフェスタに2008年以来、実に11年ぶりに登場するのがウルグアイ出身の世界的ギタリスト、エドゥアルド・フェルナンデスだ。…