Tag Archive for 椿姫

トリエステ・ヴェルディ歌劇場《椿姫》

現代を代表するヴィオレッタ、レベカへの期待が高まる  須賀敦子のエッセーでお馴染みの国境の港町トリエステには、ヴェルディの名を冠する名門歌劇場がある。実際、ヴェルディの二つのオペラ《イル・コルサーロ(海賊)》と《スティッフェーリオ》が、ここで初演されているのだ。もちろん、現在もヴェルディのオペラ上演に定評があるが、東京…

オーケストラ・アンサンブル金沢が2019-20定期公演ラインナップ発表

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)が、2019-20定期公演ラインナップ(19年4月〜20年7月)を発表した。マルク・ミンコフスキ芸術監督の2シーズン目は、フィルハーモニー(8公演)、マイスター(5公演)の両シリーズにそれぞれ意欲的なプログラムが組まれ、多彩な指揮者およびソリストが登場する。会場は石川県立音楽堂…

ファン・ディエゴ・フローレス(テノール)

MET《椿姫》のアルフレードでロールデビュー  1996年、23歳の時に、ロッシーニ・フェスティバルで蘇演された《マティルデ・ディ・シャブラン》を病気で降板した歌手の代役として衝撃のデビューを果たしたファン・ディエゴ・フローレス。以来、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティなどのベルカント・オペラの超難役で、世界中のオペ…

新国立劇場2019/20シーズンラインアップを発表

 新国立劇場は1月17日、2019/20シーズンラインアップを発表した。登壇者は大野和士・オペラ芸術監督、大原永子・舞踊芸術監督、小川絵梨子・演劇芸術監督。大原舞踊芸術監督は任期最後のシーズンとなる。 (2019.1/17 新国立劇場 Photo:J.Otsuka/Tokyo MDE)  大野オペラ芸術監督2シーズン目…

【メルマガ読者プレゼント】METライブビューイング《椿姫》劇場鑑賞券

 綺羅星のごとく傑作演目が並ぶ、METライブビューイング2018-19のラインナップにあって一際光彩を放つのが《椿姫》だ。晴れやかな〈乾杯の歌〉を初めてとして、超絶技巧の〈花から花へ〉、〈燃える想い〉など名旋律満載のこの人気作が、今注目のマイケル・メイヤーの新演出により舞台にかけられるのが話題。それもさることながら、特…

粟國 淳(演出)

「存在の耐えられない苦しさ」こそヴィオレッタの悲劇の核心  イタリアの精神を知り尽くした粟國淳だから、《ラ・トラヴィアータ(椿姫)》はすでに何度も手がけているかと思えば、意外にも、「装置も衣裳もゼロから作るのは初めてなんです」という返答であった。だが、それは創造にとっては好都合な状況だと言えそうだ。 「藤原歌劇団は《ラ…

METライブビューイング2018-19

悲恋からスペクタクルまで ――今年も見どころ満載の華麗なるラインナップ  まだ43歳という若きヤニック・ネゼ=セガンを新音楽監督に迎えたいま、世界一の規模を誇るオペラハウスに文字通りの新風が吹き込んでいる。ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場では公演を日々行いながら、“METの豪華なステージングを世界の隅々まで届ける”M…

ローマ歌劇場記者会見

 開幕を4日後に控えた9月5日、ローマ歌劇場日本公演の記者会見が開催された。芸術監督のアレッシオ・ウラッド、《椿姫》指揮者のヤデル・ビニャミーニ、ヴィオレッタ役のフランチェスカ・ドット、アルフレード役のアントニオ・ポーリ、《マノン・レスコー》指揮者のドナート・レンツェッティ、演出家のキアラ・ムーティ、待望の初来日となっ…

藤沢市民オペラ 2018-2020シーズン 藤原歌劇団招聘公演《椿姫》

上質なイタリアと、中村恵理の世界水準のヴィオレッタ  数々の意欲的な上演で知られ、以前から遠方にもファンが多かった藤沢市民オペラだが、2015年に指揮者の園田隆一郎を芸術監督に迎え、さらに一皮も二皮もむけた。主にイタリアで活躍していた園田が作る音楽は、様式感が確かで精緻に構築される。そのうえイタリア人が指揮するように、…

ローマ歌劇場 2018年 日本公演

話題の女性演出家が描くプリマドンナ・オペラ2編 ソフィア・コッポラとキアラ・ムーティの美しき手腕  ローマ歌劇場はイタリアが誇る名門オペラ・ハウスのひとつ。1890年初演のマスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》も、1900年のプッチーニ《トスカ》もこの歌劇場から世に羽ばたいた。戦前には王立歌劇場と銘打たれ、かの大指…