Tag Archive for フルート

工藤重典(フルート)

名匠二人の妙技とフルート・オーケストラの魅力  フルート界のトップランナー工藤重典が新譜『牧神の午後への前奏曲〜フルート・アンサンブルの愉しみ〜』をリリースした。工藤のソロによる「牧神」が初録音だというのもやや意外だったが、一方の注目が、ヴィヴァルディ「4本のフルートのための協奏曲」や、ハチャトゥリアン「剣の舞」など、…

【CD】リサイタル ライヴ・イン・コンサート 2018/ペーター=ルーカス・グラーフ

 1929年スイス生まれのフルート界の大重鎮的名手が、昨年89歳時に行った日本公演のライヴ録音。バロックから現代に至る重要作品で構成された内容は、往年の大家の余芸的なものではなく、第一線の奏者たる矜恃を保っている。演奏はどれも無駄な力が入らずして雄弁かつ瑞々しい。中でも無伴奏2曲の密度の濃さは驚異的だし、全体的な歌い回…

ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート)

私にとって“音楽”とはフルートを演奏することです  魂を掴まれるような“凄演”とは、まさにこれだ。90歳にして、なお現役を続けるフルート界のレジェンド、ペーター=ルーカス・グラーフ。昨年8月に東京で開いたリサイタルのライヴ盤がリリースされる。バロックから現代に至る多彩な作品が、自在に吹きこなされ、「音楽は生きていなけれ…

【CD】王のためのコンセール〜フルート・バロック 名曲集Ⅱ〜/工藤重典

 日本を代表するフルートの名手、工藤重典の最新録音は、パリで活躍するアメリカ出身の鍵盤楽器奏者、シーゲルとの共演で、フレンチ・バロックを核に。ルイ14世への御前演奏に供された「コンセール」や、オペラ作品から抜粋された組曲での、しっかりした様式感に裏付けされた折り目正しい快演は、工藤ならでは。特に、舞曲のしなやかさには、…

第135回 スーパー・リクライニング・コンサート 梶川真歩 フルート・リサイタル

フランスの名旋律をたおやかな音色で  快適なリクライニング席に身を預け、心身ともにゆったりと音楽を愉しめる好評シリーズ「スーパー・リクライニング・コンサート」。今回は、ソロや室内楽、オーケストラで活躍するフルートの梶川真歩が、ピアノの工藤セシリアと共に登場し、没後100年を迎えたドビュッシーをはじめフランスの調べを、た…

第32回 ワンダフルoneアワー 高木綾子(フルート) & 吉野直子(ハープ) デュオ・リサイタル

2人のミューズが奏でる極上の1時間  今回も、贅沢なひとときが味わえそうだ。休憩なしの1時間、一流のアーティストの快演がリーズナブルな料金で楽しめる、Hakuju Hallの人気シリーズ「ワンダフルoneアワー」。第32回にはフルートの高木綾子とハープの吉野直子、国際的に活躍する2人のミューズが降臨し、美しい旋律を紡ぎ…

第466回 日経ミューズサロン ジャスミン・チェイ 日本デビューフルート・リサイタル

名門オーケストラの首席を歴任した才女が日本デビュー  数多くの世界の名手を紹介し続けている『日経ミューズサロン』に、母国の韓国で“天才”と言われているフルーティスト、ジャスミン・チェイが登場する。16歳でフィラデルフィアのカーティス音楽院に学んだ後、ニューヨークのジュリアード音楽院に入学。そして、シンシナティ交響楽団、…

アンドリス・ネルソンス(指揮)ボストン交響楽団

快進撃をつづけるコンビの初来日公演が遂に実現!  アンドリス・ネルソンスが、ボストン交響楽団(BSO)を率いてこの11月に来日する。ネルソンスは2014年からBSOの音楽監督の任にあるが、BSOが音楽監督とともに来日するのは、1999年の小澤征爾との来日以来、実に18年ぶり。BSO音楽監督としてネルソンスが来日するのも…

名倉誠人(マリンバ)

バッハ、現代曲、日本の芸術が時空を超えて交差する  ニューヨークを拠点に世界中で演奏活動を展開し、マリンバの新しい地平を切り拓いてきた名倉誠人。今年11月に神戸、名古屋、東京の3都市で開催する「現代によみがえる古典」と題されたリサイタルがすでに話題を呼んでいる。  “古典”とは先ず、彼の演奏家としてのキャリアの2本柱の…

エレクトーンと奏でるフルートと協奏曲の夕べ

豊かな可能性を拓く新機軸のコンサート  フルートとエレクトーン。ありそうで、なかなかお目にかからない共演かもしれない。しかも、フルートは日本を代表するフルーティスト・工藤重典で、エレクトーンは洗足学園音楽大学電子オルガンコース教授を務める赤塚博美が担当する。このふたりは初顔合わせということだ。  さて、そのコンサートの…