Tag Archive for ピアノ

ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)

ドビュッシーとショパンに聴く詩情溢れるピアニズム  ジャン=クロード・ペヌティエがトッパンホールで日本初の本格リサイタルを開いたのは2014年。ほんの5年前、彼が72歳を目前にしたタイミングだったのは意外に思われるかもしれない。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭の出演が多く、日本でも着々とファンを増やしているペヌティエ。16年…

堤 剛(チェロ)& 萩原麻未(ピアノ)

デュオとしての成熟度をさらに高めた二人が名曲に新たな地平を拓く  2017年5月、フランク、R.シュトラウス、三善晃の作品を収録したCDで共演し、各地でのコンサートで音楽を共有してきた堤剛&萩原麻未デュオ。チェロとピアノによる絶妙なバランスを成立させ、さまざまなレパートリー拡大に期待を抱かせた2人だが、この10月25日…

ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)

アイスランド出身の“革命児”がこだわりぬいたプログラムで新風を吹き込む  世界中から熱い視線を浴び、いまや次世代を担うピアニストとして大きな注目を浴びているアイスランド出身のヴィキングル・オラフソンが、12月に待望のリサイタルを行う。プログラムはラモーとドビュッシーの作品、それにムソルグスキー「展覧会の絵」というこだわ…

第18回フリデリク・ショパン国際ピアノコンクール記者会見

 ショパンの故郷、ポーランドの首都ワルシャワで5年に一度開催されているフリデリク・ショパン国際ピアノコンクール。同コンクールは世界中に数多く存在する国際ピアノコンクールのなかで、最高峰に位置づけられる。1927年に創設され、来年は第18回を迎えるが、10月9日にポーランド大使館でその概要が発表された。  スケジュールは…

及川浩治(ピアノ)

ベートーヴェン5大ソナタに再び対峙する時がきた ベートーヴェンはバグだ!  来たるベートーヴェン生誕250年イヤーに向けて、及川浩治が始動する。「不滅のベートーヴェン 5大ピアノ・ソナタ+エリーゼのために」と題し、前半に第8番「悲愴」、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」を配し、後半は「エリーゼのために」で幕…

アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)

おとぎ話のストーリーに秘められたロシアの魂の響き  アレクセイ・ヴォロディンの2019年秋のリサイタルは、「Fairy Tales」と題して開かれる。メトネルの「おとぎ話集」、チャイコフスキー(プレトニョフ編曲)のバレエ「眠れる森の美女」組曲という物語性のある作品をプログラムの中心に据えた。 「メトネルの音楽には13歳…

寺田悦子(ピアノ)

デビュー50周年に挑むショパンのソナタ3曲  チラシを見て驚いた。ショパンの大作ソナタが3曲並んでいる。第2番「葬送」と第3番ロ短調、そしてもう1曲は、何とチェロ・ソナタである。毎回卓抜なプログラミングで聴き手を惹きつける寺田悦子が、デビュー50周年にひときわ意欲的なプログラムを披露する。 「チェロ・ソナタはずっと弾き…

斎藤雅広(ピアノ)

今蘇る、若き日の驚異の名演 そして、福山での国際音楽祭への出演  学生時代に「藝大のホロヴィッツ」と称されたピアニストの斎藤雅広が取り組んでいるアーカイヴ録音の第3弾が登場した。若い時期の音源は劣化してしまうため、「せっかくだからCD化した方がいい」という助言を受けて始まったこのシリーズ。『1979年のリサイタル』『N…

雄大と行く昼の音楽さんぽ 第19回 福間洸太朗 ピアノ・リサイタル

憂いと詩情、そして“軽やかさ”で魅了  ベルリンを拠点に、国内外でリサイタルや一線楽団との共演を重ねる若手実力派ピアニスト、福間洸太朗。パリ国立高等音楽院やベルリン芸大に学び、弱冠20歳でクリーヴランド国際コンクールを制した。近年はスイスのフィギュアスケーター、ステファン・ランビエールとラヴェル「ラ・ヴァルス」を通じて…

パスカル・ロジェ(ピアノ)

フランス作品に潜む絵画的な色彩感を大切にしたい  フランス音楽が内包する優雅、繊細、洒脱、色彩、精巧などの表現をユーモアとウイット、エスプリを生かしながら奏でるフランスのピアニスト、パスカル・ロジェ。彼は若い頃、ドイツ・オーストリア作品を中心に演奏していた。しかし、近年はフランス作品に回帰して録音も行い、自国の音楽で自…