Tag Archive for ピアノ

野平一郎(ピアノ)

バッハの豊かなアイディアと多様性が凝縮された6曲に挑む  作曲家、ピアニスト、楽譜校訂者、東京藝術大学教授として多岐にわたる活動を通じ、古典から現代までの幅広い音楽を伝え続ける野平一郎。9月13日の公演では、J.S.バッハのパルティータ全6曲を演奏する。なぜパルティータなのか。 「バッハは好きで、平均律クラヴィーア曲集…

ボリス・ペトルシャンスキー ピアノリサイタル

比類なき進化を遂げる透徹したピアニズム  伝統的なロシア・ピアニズムの継承者として世界各国で幅広い演奏活動を展開しているボリス・ペトルシャンスキーは、ピアノ好きの心を強くとらえる音楽性の持ち主である。彼はモスクワ音楽院においてゲンリヒ・ネイガウス、レフ・ナウモフという歴史に名を残す偉大なピアニストから教えを受け、その後…

外山啓介(ピアノ)

自由闊達な雰囲気をまとった外山啓介、心身の充実を音から受けとる  2007年のCDデビュー以来、活発な活動を行っている外山啓介が「バッハ〜ベートーヴェン〜ショパン」と題したリサイタルを開く。 「ショパンのエチュードは何曲か演奏していますが、全曲通して演奏するのは初めて。いまようやく自分が取り組むべき時期が来たと思って挑…

角野隼斗(ピアノ)

異色ピアニストの人生を変えたサントリーホールでのファイナル  ピティナ・ピアノコンペティションは、予選から決勝までで参加者のべ約45,000組という、世界でも最大規模のピアノコンクール。あらゆる部門がある中で、ソロ部門の最上級である「特級」は、「最も国際コンクールに近い国内コンクール」を標榜している。実際にこれまでのグ…

松田華音 ピアノ・リサイタル

ロシアで培った比類なき音楽性にいっそうの磨きがかかる  松田華音は4歳からピアノをはじめ、6歳のとき、教室を訪れたロシアの音楽学校の先生の目に留まって、母親とともにモスクワへ渡った。翌年、モスクワ市立グネーシン記念中等(高等)音楽専門学校ピアノ科に首席入学。音楽だけでなく全教科にわたる総合教育を受け、いずれにも好成績を…

【SACD】ザレンプスキ:ピアノ作品集/江崎昌子

 江崎昌子はポーランドの作曲家の作品のスペシャリストとして活動の幅を広げ続けるピアニスト。輝きと豊かな響きに満ちた音色によって多くの作品を美しく彩り、自然かつ表情豊かなルバートは、作品の隠された魅力を引き出している。そんな彼女が今回リリースしたのはポーランドの知られざる作曲家、ザレンプスキ。彼の作品は先輩であるショパン…

【CD】souvenirs〜記憶〜/岡本愛子

 フランス近現代の音楽に愛を注ぎ、40年にわたる演奏活動を通じてその魅力を伝え続けてきた岡本愛子。本アルバムは、その軌跡の一端を収めた、楽しくも貴重なライヴ録音である。メシアン生誕100周年、デュティーユの特集、そしてパリのソリストたちとの室内楽シリーズのリサイタルから選りすぐりの録音が並べられる。フルートと共演する「…

中村太地(ヴァイオリン)

ウィーン在住の若きヴァイオリニストがブラームスでデビュー! 「ブラームスは大好きな作曲家の一人です。このCDを聴いてくださった方が、何かのストーリーや美しい風景を思い浮かべて下されば嬉しいです。僕はソナタ『雨の歌』を弾く時、ペルチャッハの陽の光や木々の緑、湖などの景色を思い浮かべます」  2017年秋、オーストリアの南…

【CD】ピアノ・ソロ2/ファジル・サイ

 ファジル・サイ自作ソロ曲のみによる録音。約40分にわたる大曲「トロイ・ソナタ」は、トロイ遺跡の世界遺産登録20周年を記念するフェスティバルのため作曲された。特殊奏法も含む枠に捉われない音楽表現を巧みに組み合わせ、エキゾチックなメロディを浮かび上がらせつつ、力強い物語を展開する。トルコ共和国建国の父アタテュルクが、邸宅…

金子三勇士 ピアノ・リサイタル

究極のピアノ作曲家二人の魅力に迫る  1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれた金子三勇士は6歳で単身ハンガリーに渡り、リストやバルトークの作品を中心に幅広いピアノ作品を学んだ。2006年に帰国後は東京音楽大学で研鑽を積み、08年にバルトーク国際ピアノコンクールで優勝の栄冠に輝く。以来、国内外で幅広い活動…