Tag Archive for ピアノ

ヘンリク・ナナシ(指揮) 読売日本交響楽団

 2018年3月に読響と初共演が予定されていながら、病気でキャンセルとなったヘンリク・ナナシが、ようやくこの7月に読響の指揮台に立つ。「ナナシ」というなじみの薄い姓に「どこの人だろう」と首をかしげる方も多いかもしれないが、出身はハンガリーだ。バルトーク音楽院で作曲とピアノを学び、ロイヤル・オペラでアントニオ・パッパーノ…

宮田 大(チェロ)

これは必見! チェロ界の若きエースがセミナーを開催し、アンサンブルを共にする  若い音楽家の育成事業を精力的に展開するローム ミュージック ファンデーションが主催する「セミナー コンサート」にこの夏、宮田大のチェロクラスが開設される。1986年生まれ。日本のチェロ界の若きエースは、後輩たちに何を伝えるのだろう。 「自分…

ケヴィン・ケナー(ピアノ) with ワルシャワ・ソロイスツ

室内楽版で露となるショパンの協奏曲のリリシズム  1990年にチャイコフスキー国際コンクール第3位、ショパン国際ピアノコンクール最高位に輝いたケヴィン・ケナーは、演奏家と教育者の両面で活発な活動を展開している。彼はショパン・コンクール以来2014年までの24年間、2曲の協奏曲の室内楽版の校訂を行ってきた。室内楽版はピア…

第486回 日経ミューズサロン チホ・ハン ピアノ・リサイタル

気鋭の俊英ピアニストが紡ぐ渾身の演奏に、音楽の未来を聴く  “世界最難関”と目されるミュンヘン国際音楽コンクールで、5年前に最高位入賞を果たし、バイエルン放送響やサンクトペテルブルク響など、世界の一流オーケストラと共演、その類い稀な才能を迸らせる名演を重ねているチホ・ハン。  韓国・ソウル出身でドイツ・ハノーファー音楽…

伊藤 恵プロデュース「ピアノ! ピアノ!! ピアノ!!!」

壮観!6人のピアニストたちの大アンサンブル大会  数々の感動的なピアノ・リサイタルを生み出してきた紀尾井ホールに、このたび新しいスタインウェイ・ピアノが加わる。これまでの2台とともに、3台で繰り広げる華やかなコンサート「ピアノ! ピアノ!! ピアノ!!!」が開催される。新スタインウェイのお披露目公演をプロデュースするの…

広上淳一(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

イギリスの息吹を感じさせる独創的な選曲で  あなたがもしイギリスの文化や芸術に関心を抱き、大都市ロンドンや、湖水地方やコッツウォルズをはじめとするカントリーサイドの大自然を愛する人ならば、日本フィルの7月定期演奏会(広上淳一指揮)は幸福な時間を約束してくれることだろう。イギリスの作曲家、ロンドンの栄光を讃えた交響曲など…

【CD】アズーラ ―イタリアン・リサイタル― /オッタヴィアーノ・クリストーフォリ

 日本フィルのソロトランペット奏者、クリストーフォリのソロCD第2弾。イタリアンなメロディ満載の幻想曲&変奏曲に、おなじみ「夜空のトランペット」、日本人作曲家のオリジナル、ドクシツェル編の日本の歌を交え、コルネットやフリューゲルホルンも用いた、多彩かつ個性的な内容が光っている。明るく艶やかな音色とナチュラルな歌い回しは…

ピアニスト・黒田亜樹とイタリアの名手たち

ピアノ・トリオで光る最先端のソノリティ  イタリアを拠点に、クラシックからジャズ、ロック、現代音楽まで、幅広く表現するピアニストの黒田亜樹。黒田は東京藝大在学中、バンドのヴォーカルとキーボーディストとしてデビューするなど、異色の経歴を持つ奏者だ。フランス音楽コンクールを制し、ジローナ20世紀音楽コンクールでは現代作品特…

【CD】羽田健太郎:交響曲 宇宙戦艦ヤマト/大友直人&東響

 ハネケンの愛称で親しまれた羽田健太郎が心血を注ぎ、35歳で書き上げた交響曲「宇宙戦艦ヤマト」の新録音が、作曲から35年を経てリリースされた。ヤマトの名場面を彩ったテーマを雄大な管弦楽・伝統的な形式に移しかえた力作を、初演を担当した大友直人がすっきりと再現。イスカンダルのテーマのヴォカリーズは、新時代の歌姫・小林沙羅。…

第485回 日経ミューズサロン ロシア文化フェスティバル2019 IN JAPAN 国立モスクワ音楽院室内合唱団

伝統に培われた多彩で奥深い表現力    帝政時代からソヴィエト、そして現代へ。脈々と受け継がれる「合唱大国ロシア」の伝統の真髄に触れるステージだ。  1866年に創設された、名門・チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院。国立モスクワ音楽院室内合唱団は、合唱の権威ボリス・テヴリン教授のもと、合唱指揮科の所…