Tag Archive for テノール

ジョン・健・ヌッツォ(テノール) リサイタルツアー2019

洗練を増した声、自在になった歌で、いよいよウィーンを歌う  「最近、ヌッツォがいいよ!」という声を、ここ2、3年よく耳にする。そのたびに筆者も首肯する。もちろん、ヌッツォは以前から抜群の知名度を誇る。2000年にウィーン国立歌劇場にデビューし、その後、ザルツブルク音楽祭やメトロポリタン歌劇場などで活躍した記憶もいまだに…

ファン・ディエゴ・フローレス(テノール)

MET《椿姫》のアルフレードでロールデビュー  1996年、23歳の時に、ロッシーニ・フェスティバルで蘇演された《マティルデ・ディ・シャブラン》を病気で降板した歌手の代役として衝撃のデビューを果たしたファン・ディエゴ・フローレス。以来、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティなどのベルカント・オペラの超難役で、世界中のオペ…

マルセロ・アルバレス(テノール) スペシャル・コンサート&リサイタル

力強く劇的なのに美しい歌を聴かせる稀有なテノール  2011年、東日本大震災直後で歌手のキャンセルが相次いだボローニャ歌劇場公演で、急遽代役として《カルメン》に出演、すばらしいドン・ホセを歌って日本人に勇気を与えてくれたマルセロ・アルバレス。待ち望まれた来日が8年ぶりに実現する。筆者がアルバレスを初めて聴いたのは199…

ヴィットリオ・グリゴーロ(テノール)

パヴァロッティから受け継いだ声は、上等な樽で熟成した上質なワインに  ポスト三大テノールという表現は、もう古いかもしれないが、あえて該当者を挙げるなら、筆頭にくるのはヴィットリオ・グリゴーロを措いてほかにない。13歳のときに羊飼いの少年役で出演した《トスカ》で“共演”して以来、かのルチアーノ・パヴァロッティとの交流が続…

〈歌曲の森〉〜詩と音楽 Gedichte und Musik〜第23篇 クリストフ・プレガルディエン(テノール) & ミヒャエル・ゲース(ピアノ)

名匠が映し出すシューマンの光陰  都心部にあっても喧騒とは無縁のトッパンホール。室内楽ファンにこよなく愛される“音の小空間”であり、名物企画『歌曲の森』も、はや23回目という。この11月には、ドイツのテノール、クリストフ・プレガルディエンが、ピアノのミヒャエル・ゲースと組んでシューマンの夕べを開催。プレガルディエンの明…

トルステン・ケール(テノール) 《魔弾の射手》を語る

 今やトリスタン、ジークフリートをはじめとするワーグナーのヘルデン・テノールの役を世界中で歌うようになったトルステン・ケール。日本では2014年、コルンゴルトの《死の都》の主人公・パウル役で新国立劇場に客演したのが記憶に新しい。その彼がこの7月、「兵庫県立芸術文化センター 佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018」で、…

村上敏明(テノール)

イタリアに捧げるロマンと情熱  「オペラにデビューしてから今年で20年です!」と朗らかに語るテノール、村上敏明。藤原歌劇団が誇るプリモ・ウォーモ(主役男性歌手)の彼が、このほど、“イタリアの景色”を音で綴るCD『ヴィヴァ・イタリア!』を世に送ることに。人気のオペラ・アリアからポピュラーなカンツォーネまで、熱く豊かな歌い…

フランチェスコ・メーリ(テノール)

《イル・トロヴァトーレ》で活躍するノーヴルなヴェルディ・テノール  この6月に初来日を果たす、イタリア・バーリ歌劇場。イタリアに13ある、国の支援を受けている名門歌劇場のひとつだ。1903年に開場し、デル=モナコやテバルディらが活躍して黄金時代を築くが、91年の火災で大半が損傷。2009年に再建され、美しい姿を取り戻し…

橋本弦法 テノール・リサイタル シューマンの夕べ

聴き手の心を揺さぶる魂の歌声  聴衆は、幸せな出逢いの“目撃者”ともなろう。ドイツ仕込みの魂の歌声で聴く者の心を揺さぶる実力派テノール、橋本弦法。そして、国際的な登竜門で実績を積み、現在は日本を拠点とするロシア人ピアニスト、エフゲニー・ザラフィアンツ。2人の名手が、シューマンのたおやかな旋律を紡ぐ。  東京藝大博士課程…

錦織 健(テノール)

フィギュアスケートにちなんだ名曲を集めて  テノールの錦織健がフィギュアスケートをテーマにした名曲コンサートをバレンタインデーに行う。スロヴァキア室内オーケストラとは2001年の初顔合わせ以来、これが7回目のツアー。息の合ったアンサンブルでサン=サーンスの「ノッテ・ステラータ(白鳥)」(2016/17年 羽生結弦)、ニ…