Tag Archive for ソプラノ

垣岡敦子(ソプラノ)

愛と宝石の煌めきに満たされる一夜を  イタリアで研鑽を積んだ叙情的で深みのある声を持つ王道ソプラノ、垣岡敦子。「オペラにおける“愛”は憎しみや欲望と表裏一体となって究極のドラマを生む原動力」と語る彼女が「愛の歌」をテーマに紡ぐ人気リサイタルも今年で5回目。  レオンカヴァッロの情熱的な朝の歌「マッティナータ」に始まる今…

エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)

コロラトゥーラの女王、その偉業の集大成を聴く  数年前、記者会見の席に現れたエディタ・グルベローヴァは、華やかさと率直さを併せ持つといった、「器の大きいプリマドンナ」であった。オペラ・デビューが1968年というから、今年で実に半世紀、彼女は歌い続けてきたのである。  このとき、筆者は一つ質問を行った。「ベルカント・オペ…

福田進一(ギター)& 松本美和子(ソプラノ)

名手たちに愛されるホールで繰り広げられる華麗なる祝宴  現在は屈指の室内楽ホールとして知られるようになったHakujuホール。2003年10月、渋谷や原宿の街からも近く、目の前には代々木公園の緑が広がるという東京都心の富ヶ谷で産声を上げた。しかも当時はまだ珍しかった300席というサイズの室内楽・リサイタルホールであり、…

田村麻子(ソプラノ) × 神﨑えり(ピアノ) ジョイント・リサイタル

聖母への祈りと即興のイマジネーションを旋律にのせて  米国を中心に世界の歌劇場で活躍するソプラノ、田村麻子と、作編曲だけでなく、即興演奏家としても知られるピアニスト、神﨑えりによる魅惑の共同ステージが音楽の友ホールに登場。第1部は田村の代名詞であるアルバム『ジュエルズ・オブ・アヴェ・マリア』の収録曲としてもお馴染み、様…

【SACD】ディヴィーナ/藤田美奈子

 ミラノやヴェローナで研鑽を積み、在学中に数々のコンクールにて入賞。欧州オペラ・デビューの際には、存在感ある演技力に加えてテクニックと美声を絶賛されたソプラノのデビュー盤。高音に秀で「イタリアの色」とも云うべき爽やかさに溢れる声質を強みに、ベッリーニ《夢遊病の女》の華々しいカヴァレッタやヴェルディ《椿姫》〈花から花へ〉…

佐藤美枝子(ソプラノ)

コンクール優勝20年後の更なる“挑戦”  イタリア・オペラのみならず日本の作品やドイツ、フランスものなど、幅広い舞台で活躍を続けるプリマドンナ佐藤美枝子が、10月に紀尾井ホールで「チャイコフスキー国際コンクール優勝20周年記念リサイタル」を開く(ピアノ:河原忠之)。10年ひと昔、というが、日本人として初めてチャイコフス…

森 麻季(ソプラノ)

人の心に寄り添えるような音楽を届けられる歌手でありたい  デビュー20周年を迎えたソプラノの森麻季が2011年以来続けている「愛と平和への祈りをこめて」シリーズ。その第8回が、9月16日に東京オペラシティ コンサートホールで開催される。このシリーズは、彼女が01年にワシントンで米国同時多発テロに遭遇したことに端を発して…

中嶋彰子(ソプラノ)

 ウィーンを中心に活躍する中嶋彰子は、今もっとも注目される国際的な日本人ソプラノである。近年は、自らプロデュースする企画や演出、脚本などにも力を入れている中嶋が、この夏、ヤマハホールで行うプロデュース公演が「女と男の愛と生涯〜小菅優と共に〜」だ。 「数年前、小菅優さんとデュオ・リサイタルをした時に、何か特にやりたい曲が…

モイツァ・エルトマン(ソプラノ)

新時代のディーヴァが贈る魅惑の歌曲  可憐な響きの持ち主ながら、熱いチャレンジ精神も有するソプラノ、モイツァ・エルトマン。ドイツに生まれ、幅広いレパートリーを誇り、最近ではシチェドリンの新作モノ・オペラ《クレオパトラと蛇》で、ネトレプコの代役として歌い、大指揮者ゲルギエフを驚嘆させた名花である。そのエルトマンが7月に再…

第33回 ワンダフル one アワー 森谷真理 ソプラノ・リサイタル

活躍めざましいソプラノが挑むフランス歌曲の世界  2006年末、メトロポリタン歌劇場に《魔笛》の夜の女王役で鮮烈なデビューを果たして以来、同役をはじめとするコロラトゥーラ系の役柄を中心に欧米の名歌劇場を席巻。日本では昨年、レオノーラや元帥夫人、そして蝶々夫人などのドラマティックで重厚な声が求められる役柄を次々と演じて絶…