宮川彬良 vs 新日本フィルハーモニー交響楽団 超! 年越しコンサート 2013→2014

新年は楽しさてんこ盛りのプログラムで迎えよう


 作曲、ピアノ、コンサートのプロデュースや指揮、そしてテレビ番組への出演など、縦横無尽に活躍する宮川彬良と、新日本フィルがタッグを組んで贈る年越しのカウントダウン・コンサート。クラシックはもちろん、歌謡曲、ロック、ミュージカルなど、なんでもござれの《コンチェルタンテ》シリーズで、すでに息の合ったところを示している両者のコンビだけに、その面白さは鉄板だ。コンサートを、理屈抜きのエンタテインメントに仕立ててくれるのがうれしい。
 プログラムは盛りだくさん。コンチェルタンテ・シリーズのテーマ曲、宮川作曲の美しい「風のオリヴァストロ」で幕を開ける第1部は、昭和の歌謡曲から。「買物ブギー」や、宮川の父・泰がザ・ピーナッツに書いた「愛のフィナーレ」「恋のバカンス」、そして宮川が神野美伽に書いた「手紙」や、森進一に書いた「はな」といった歌を、なんとゲストのソプラノ鮫島有美子が歌う。つづいて映画音楽のゴージャスなオーケストラ・サウンドも堪能。第2部は、ピアノ学習者におなじみのブルグミュラー大解剖に、今年初演された宮川の新作オペラ《あしたの瞳》からの抜粋も楽しみ。そしてカウントダウンで2014年を迎えたあとは、再び鮫島が登場、なんと宮川作曲の大ヒット曲「マツケンサンバ」で賑やかに新年を寿(ことほ)ぐ。
 終演後はそのまま初詣に出かけるもよし。ゴージャスに、楽しく、特別な気分で新しい年を迎えよう。
文:宮本 明
(ぶらあぼ2013年12月号から)

★12月31日(火)・すみだトリフォニーホール Lコード:33993
問 新日本フィル・チケットボックス03-5610-3815 
http://www.njp.or.jp

  • La Valseの最新記事もチェック

    • 田中彩子(ソプラノ)インタビュー
      on 2019/09/18 at 11:18

      interview & text :室田尚子 ウィーンに居を構え、ヨーロッパを中心に南米など世界中で活躍するコロラトゥーラ・ソプラノの田中彩子。類い稀な高音と比類なきコロラトゥーラのテクニックで、名歌手エッダ・モーザーに「人生の中でそう聴けることのない素晴らしい声」と絶賛された経験を持つ。一度でも彼女の歌声を聴いた人ならば、その日本人離れした、いや、人間離れしたとさえ言えるような「天から響いてくる [&#8230 […]