びわ湖ホール ジルヴェスター・コンサート 2013〜14

豪華絢爛な一夜を


 「初詣の前には必ず、びわ湖ホールのジルヴェスター・コンサートを聴いて年越しする」と決めている関西の音楽ファンは数多い。午後10時に開演し、名曲をたっぷりと楽しんだ後、会場にいる全員でカウントダウンを行う恒例のイベントも、15回目に。今回は桂米團治の司会で、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典が大阪交響楽団を指揮する。まずは、ヴィヴァルディ「四季」を、毛利文香、会田莉凡(りぼん)、篠原悠那、小林美樹とフレッシュなヴァイオリニスト4人が、ソリストをリレーしながら披露。そして、水口聡(テノール)とデニス・ビシュニャ(バス)を迎え、びわ湖ホール声楽アンサンブルも加わって、プッチーニの歌劇《トゥーランドット》から「誰も寝てはならぬ」をはじめとする名旋律をたっぷりと。さらに、一般公募によるジルヴェスター・ファンファーレ隊が、沼尻自身の作曲による「祝祭ファンファーレ」を奏でて新年の訪れを告げ、エルガー「威風堂々」第1番で希望を謳い上げる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2013年12月号から)

★12月31日(火)・びわ湖ホール Lコード:59662
問 びわ湖ホールチケットセンター077-523-7136 
http://www.biwako-hall.or.jp