武満徹作曲賞 2022〜24年度審査員決定

東京オペラシティ文化財団は、武満徹作曲賞の2022〜24年度の審査員を発表した。毎年一人の作曲家が審査員を務めるというユニークな特徴をもつオーケストラ作品のコンクールである同賞は1997年に始まり、世界的な現代作曲家たちが審査に当たるなかで、多くの意欲的な作品誕生の場ともなってきた。

2022年度の審査員は、演奏至難なほどに複雑な音楽で知られるイギリス出身のブライアン・ファーニホウ。また、23年度は、いま世界で最も頻繁に作品が演奏されている日本人作曲家の一人である近藤譲が務める。24年度は、現代イギリス音楽界を代表する存在で、サントリーホール開館30周年記念にあたり委嘱作品が演奏されたことで日本でもその名が広く知られるようになったマーク=アンソニー・ターネジが登場。豪華な顔ぶれが続く。

なお、今年は5月にトーマス・アデスを審査員に迎え開催されるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で21年1月に延期となっている。21年度はパスカル・デュサパンが審査員を務め、5月に行われる予定。

東京オペラシティ文化財団
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