
カイロ出身。5歳でヴァイオリンを始め、13歳で単身パリへ。ハイフェッツ、メニューインら20世紀の巨匠たちに師事。若くしてフランス国立管弦楽団のコンサートマスターを務め、ソリストとしてベームやバーンスタインらとも共演した。1993年にパリから東京へ移住。以後、四半世紀にわたり、日本を拠点に活動を続けている。
リサイタルは、ピアノの金子恵が共演。フランクの名ソナタやサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」、マスネ「タイスの瞑想曲」、ラヴェル「ハバネラ」とフランス・ベルギー作品を。さらに3人の作曲家が共作した「F.A.E.ソナタ」からブラームスによるスケルツォ、バッハの無伴奏作品から「シャコンヌ」などの名曲も、たっぷり聴かせる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年5月号より)
2018.6/24(日)14:00 東京文化会館(小)
問:A&A art 03-3392-2955
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