イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) & クリスティアン・ベザイデンホウト(チェンバロ)

バッハ演奏の先端を行く2人の日本初公演

 モダンとピリオド、両方のフィールドを往き来し、知的で繊細、かつ血の通った変幻自在の快演を聴かせて、熱い視線を浴びているドイツのヴァイオリニスト、イザベル・ファウスト。そして、フォルテピアノなど歴史的鍵盤楽器からモダン・ピアノまでを弾きこなし、常に「“耳”から鱗」の体験を約束してくれるオランダの知将クリスティアン・ベザイデンホウト。この2人がデュオで、バッハの傑作を披露してくれるとなれば、もはや期待するなという方が無理な相談だ。
 そんな注目のステージは、「ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ」が軸に。鍵盤楽器が通奏低音という枠組みを脱し、2つの楽器が対等の立場を成す、モーツァルト以降のヴァイオリン・ソナタの先鞭をつけた作品。全6曲から、今回は、大らかな第3番と緻密な第1番、イタリア風の陽光に包まれた第6番を。そして、ファウストが無伴奏ソナタ第2番、ベザイデンホウトが「トッカータ ニ短調(BWV913)」と、それぞれのソロも披露する。
文:寺西 肇
(ぶらあぼ 2016年10月号から)

10/10(月・祝)15:00 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
問:彩の国さいたま芸術劇場0570-064-939
※全国公演の詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
http://www.pacific-concert.co.jp