ウィーンのサウンドとテクニックを学ぶ絶好のチャンス
“音楽の街”の長い歴史が育んだ、独自のハーモニーの秘密を知るチャンスだ。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のバストロンボーン奏者として長く活躍し、定年退団後も後進の指導や指揮など、精力的に活動しているカール・ヤイトラー。ウィーン国立音大に学び、フォルクスオーパー管やウィーン響にも在籍、この街のサウンドを知り尽くした名手が、ウィーン式吹奏楽とトランペットコアーのレクチャー&コンサートを開く。ウィーン式吹奏楽は、トロンボーンやトランペットなど金管楽器はもちろん、木管楽器や打楽器といった吹奏楽の全パートが対象(中学生以上。保護者同伴なら小学生も可)。シュトラウス一族による、ポルカなどが課題曲となる。一方のトランペットコアーは、ロータリー式トランペットのみを対象に、ピルス「4つのファンファーレ」やモーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」ほかに取り組む。日程は、2日間のレクチャーを経て、最終日のコンサートに至る全3日間だが、参加日の選択も可能だ。
文:笹田和人
(ぶらあぼ 2016年10月号から)
【コンサート】 10/10(月・祝)14:00 アスピアホール
【レクチャー】 10/8(土)アスピアホール、10/9(日)セシオン杉並 第1音楽室
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
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