2016年度武満徹作曲賞本選演奏会が5月29日(日)、東京オペラシティ コンサートホールにて行われ、受賞者が決まった。受賞者と作品は以下の通り。
【受賞者・作品】
第1位 ミヒャエル・ゼルテンライク(イスラエル)
「ARCHETYPE」(賞金80万円)
第1位 茂木宏文(日本)
「不思議な言葉でお話しましょ!」(賞金80万円)
第2位 パク・ミョンフン(韓国)
「triple sensibilities」(賞金70万円)
第2位 中村ありす(日本)
「Nacres」(賞金70 万円)
「武満徹作曲賞」は、より創造的な音楽文化の可能性を育むため、東京オペラシティ文化財団が世界の次代を担う若い世代に新しい音楽作品の創造を呼びかけ、ただ一人の作曲家が審査員をつとめるというユニークさと、受賞者のその後の活躍などで世界的に知られている。今年の審査員は、一柳慧。
一柳慧は、ファイナリストについて「今日お聴きいただいた4人の作曲家は、それぞれ自立して音楽の創作と、非常に真面目に、しかも丁寧に向き合っていられる点では4人とも同じだと思いました。十分熟慮し念入りに取り組んだその姿勢に対して、敬意を表したい」と評した。
2017年度は、ハインツ・ホリガーを審査員に迎え、2017年5月28日に本選演奏会が行われる。
【放送情報】
●コンポージアム2016 「2016年度武満徹作曲賞本選演奏会」
NHK-FM「現代の音楽」(毎週日曜AM8:10〜9:00)
放送日:未定
東京オペラシティ文化財団
http://www.operacity.jp